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E4. 2026年、真の夜明E
三人は、それぞれの場所へと歩き出した。
凪は、古びた神社の境内で、
失われた古代の歌を子供たちに教えるために。
ヨハンは、
技術と精神を融合させる
新しい科学の扉を開くために。
迅は、抑圧された声を拾い上げ、
世界をより善き方向へ動かすための力として。
背景には、かつて泰氏が自分たちの力を
誇示するために建てた摩天楼が並んでいる。
しかし、その窓ガラスに反射する朝日は、
もはや刺すような鋭さを持たず、
すべてを包み込むような柔らかさに満ちていた。
この国は、数多の侵略と改変を繰り返してきた。
しかし、その底流に流れ続けていた
「月の種」は、一度も枯れることはなかった。
喪失したのではない。
より強固な調和のために、
すべては「改変」され、
今日この日のために準備されていたのだ。
「古代、人は神とともにあった。
そして今、
人は神を自らの中に抱き、歩み始める」
東京の空には、薄れゆく月と、
昇りゆく太陽が同時に浮かんでいる。
二つの光が重なり合い、
列島はかつてない美しい
「和」の色彩に染まっていった__。
(完)




