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8-3. 太秦(うずまさ)の呪縛を解く
泰氏の実行部隊――
黒いスーツを纏った「機織り(はたおり)」たちが、
音もなく三人を包囲する。
「これ以上、地底の泥にまみれた
『過去』を目覚めさせるな。
この国は我々が与えた秩序によってのみ、
平穏を保っているのだ」
部隊の手から放たれた目に見えぬ
「電波の糸」が、三人を縛り上げようとする。
しかし、ヨハンが空間の歪みを指先でなぞり、
泰氏のコードを上書きした。
「君たちが教えたのは、
富という名の支配だ。
だが、ニギハヤヒが伝えたかったのは、
万物との『共鳴』なんだよ!」
迅が地を叩くと、
コンクリートが炸裂し、
そこから植物の蔦ではない、
銀色の光の回路が噴き出した。
それは、ニギハヤヒが地底で2000年間育み、
神武天皇が密かに守り抜いた「真実の歴史」の奔流だった__。




