第十五話 二人ぼっち
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白虎はこちらを見て数秒動きを止める。
ルイーダスも驚きの表情で白虎を見る。
そんな時間が数分過ぎた。
と、突然ルイーダスを激しい頭痛が襲う。
白虎はその隙に姿を消した。
その瞳は悲しそうな色をしていた。
「ま…て……っ」
そこで意識が途切れた。
漂う意識の中、昔の映像が浮かぶ。
やっぱり俺はあいつを知ってるんだ。
ああ、懐かしい夢だ。
ーーー…
まだ俺の親父が生きてる時。
親父は俺と同じで旅人だった。
俺と母さんは街で暮らしていた。
戦争をする国もあり危険だからと親父が言っていたそうだ。
でも、母さんは俺がまだ小さい時に病で死んだ。
確か俺が7歳の時だ。
それからは町のみんなが俺を腫れもの扱いし始めた。
そのため生活に支障は出なかった。
俺はあまり人と関わらなくなった。
そんな俺を街の大人たちは憐れみ子供達は避けるようになった。
だから友達もいなかった。
そんなある日、人に会うのが嫌で森に行った。
そこでディルに初めて出会った。
あいつは俺を警戒することも避けることもしなかった。
それが嬉しくてそれから毎日森に行ってた。
お互い話をすることはなかった。
数日後、俺はディルにどうしていつも森にいるのかを聞いた。
あいつは街の人が自分を怖がるからだといった。
なんだか自分と似てるように思えて嬉しかった。
その日、俺たちは友達になったんだ。
それからは毎日森で遊んでた。
ある春の日。
その日は雨が降ってた。
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