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紅の館  作者: 白黒ブリキ
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第十二話 動き出す

お待たせしました!第十二話です

次に目が覚めた時にルイーダスの隣にディルはいなかった。

時計は8時を過ぎている。

朝食にでも行ったのか。

そんなことを考えていた。

傷を見るともう塞がり始めていた。

僅かに痛みはあるがこれくらいなら支障はなさそうだ。

気は進まないがこんなことで死ぬわけにもいかず、仕方なく自分もブリキに案内を頼み食堂へ向かった。

ーーー…

食事を終えまた部屋へもどる。

ディルを探したがいなかった。

もう食べ終えたのだろう。

そんなことを考えていると廊下にいた二人の女性の話が耳に入った。

「ねえ、知ってる?昨日の夜このお屋敷に虎が出たそうよ」

「ええ⁈虎が⁉︎」

「そう。私も実際に見たわけではないけど何人も食い千切られたそうよ。しかもその虎は白虎らしいわ」

"白虎"。

その言葉を聞いた瞬間、激しい頭痛がルイーダスを襲った。

その衝撃で昔の記憶がわずかに浮かぶ。

そこで見たのは父親と白虎だった。

体が床に倒れるが痛みはない。

さっきの女性達が駆け寄るがそんなことを今のルイーダスは気づいていない。

思い出すな。

そんな声が頭の中で聞こえた気がした。

俺は何かを忘れているのか…?

ありがとうございました!

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