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密室殺人に対する考察  作者: 守屋亭 混沌
第一部:三日目
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死人に口無し

ガチャ......


なんだろう...部屋の扉が開く音がした...


...誰...?誰か...居るの?


気配がベッドのそばに近付く。


...お、起きないと...はっ、早く...!


私は必死で瞼を開く...


...えっ、どうして貴方が...?


その人物はにんまりと笑って、私の上に馬乗りになり、ニンニク臭い液体を飲ませて来た。


...こっ、これって...!


喉の奥で大量の唾液が溢れだし、気管に何か詰まった様に息苦しくなる。


更に視野が異様に暗くなって、手足も震えだし、強烈な吐き気に襲われた。


吐瀉物や汚物にまみれながら、私は散々に踠き苦しむ。

地獄があるとすれば、まさに今この時だろう。


一瞬一瞬が永遠の様に引き延ばされ、苦しみが無限に続くとさえ思えた。


...が、とうとう視界が真っ黒に染まって行く...


最後に見た光景は...

その様子を見て愉快そうに笑っている、犯人の笑顔だった。



○えぇぇぇぇっ!!?

何ですかこの「終......」みたいな終わり方!?


主人公(仮)が死んじゃうなんて、どうなってるんですか、ほんとにもう!


...あっ、皆さん、失礼しました...!


一応補足させていただきますと、この後、警察が辿り着いた時には7人の遺体が見つかったそうで、華菜さんの部屋の机の上には、華菜さんに近い筆跡で"私が殺しました。罪は自分の命で償います。"という、紙の一部が破られた遺書が置いてあった様です。


因みに破られた紙の欠片は洋館では見つからなかった...とのこと。


ベッド脇にはコップも転がっていて、そこから物置に置かれていた農薬と同じ成分が検出されたみたいですね。


また、書斎と忠徳さんの寝室の鍵は、中庭に埋まっていたそうです。



今回のお話は、華凛ちゃん達が洋館に来なかった場合の、"もしかしたらあったかもしれない世界"になっちゃいましたが...実は手掛かりは、ほぼ全部揃ってます!


"ほぼ"ですから、私から二点ほど。


今回の一連の事件に共犯はいません。


また、このお屋敷に、書斎と忠徳さんの寝室とを繋ぐ隠し通路以外の、いかなる隠し通路も秘密の仕掛けもありません。


以上の事から、犯人は誰か、そしてどうやって密室を作ったか......


是非、推理してみて下さいね!


次回から本来の流れ、第二部解決編です♫


よーっし!漸く華凛ちゃんと華澄ちゃんが出て来ますよ~、ふへへ。○


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