第86 話 選出会議 2
「シュタルクね?いいわよ、入って」
ガチャ。
「よくわかったな、まあ行くとは言ってたが」
「聞き耳でも立ててたの?悪趣味ね」
「ドアの前に立ったらお前たち二人の声がしたからさ、さすがにノックしていい状況なのか悩むじゃろ」
シュタルクは結構デリカシーがない方だ。
「シュタルク、冗談はやめてくれよ
何か新しい情報でも持ってきてくれたのか?」
「冗談でもないんじゃがな
まあいい、ハシュフリードが」
シュタルクは二人が囲むテーブルに近づくと、空いていた椅子に腰掛けた。
「メンバーの選別はお前に任せるってさ
シュンもドラムを使わないんだったら入れていいそうじゃ」
「あら、ちょっと緩和されたわね」
「そして本人は対抗戦には同行しないそうじゃよ
ただ、別で警護のメンバーを選んだそうじゃから、ここに記してある
後で見てくれな」
「わかったわ
ところでシュタルク、あなたならスーノとデコイどちらを選ぶかしら?」
「え、ワシが選んでいいのか?
… …ふむ、単純なバトルだけで考えたら、スーノでもいい気がするが…
16才以下ということを考えると、デコイにするかもな」
「私もそう思うわ
まあ、もう少し考えてみるけどね
ありがと」
「俺の意見はいいのかよ?何のために呼んだんだ?」
「あなたは私の話し相手でしょう?
さあ、もう1ヵ月もないものね、来週あたりには決めないと」
ジルはメンバーの候補を何名か書き連ねていた。ジャンは横からそっとそれを覗き込む。
「お前…このメンバーって
陛下のご了承は得られたのか?」
「ええ、大丈夫よ」




