少女の心
ーイムナル 中央広場ー
街では拓人が洞窟に行ったと噂になっていたため、拓人と拓人に連れて来られた麻由香は沢山の人に囲まれていた。
「あの、雨音さん、クエストはクリアできたのですか?できていたら早くクエスト主の所へ行かなくてはいけないですよ。」
「聞いてくれ、その事なんだが…」
するといきなり麻由香が震えだした。どうしたのかと聞こうとした時、何かのギルドだろうか、そいつらに声をかけられた。
「麻由香、どこに行ってたんだ?探したんだぞ。お兄さんが連れて来てくれたのか、ありがとな。さ、帰るぞ。」
「待てよ、お前らか?霜月さんを苦しめているのは…」
「何を言ってるんだ?さ、麻由香帰るぞ」
その瞬間、すごい力の魔力が放たれた。
「いや、もう、私は…」
すると麻由香の周りは凍っていき、周りの人達は足元を凍らされた。そして麻由香は走って逃げてしまった。
「何なのこれは?」
街の人は皆パニックを起こしていた。そりゃそうだ。いきなり少女が魔法を使って走り去るのだから。
「くそ、約束したのにな。
皆さん聞いて下さい。さっきの女の子はあいつらから逃げて洞窟で暮らしている子です。そしてあのクエストはこいつらがあの子を洞窟から出すためのものなんです。」
「えっ、どういうこと…」
「おい、小僧、余計な事いいやがって。まぁいい。あいつの帰る場所なんてどこにもないんだからな。」
「お前ら、霜月さんがどんな思いであの洞窟にいたのかもわからないくせに…」
そんな事を言っていると、周りにイムナル警察が来ていた。なんでも、こいつらは人の売買をしている指名手配犯らしく、通報が入ったため来ていたらしい。
そして、指名手配犯達はあっけなく警官に捕まった。
そして、警官の1人がこちらにきた。
「君、さっきすごい魔力を放った子知らないか?早くあの子を保護しないと大変な事になってしまうんだ。」
「大変な、事…?」




