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後宮侍女の妖退治  作者: てんまる
第二章 宦官・英泉編
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第八話 伝説の妖・憂鴉

 妖討屋敷で仕事をする宦官・英泉と面会した私と青鈴。英泉は妖術師であり、かなりのイケメンでもあった。


「紅蘭…君に頼みがある」


「たっ…頼みですか…?」


 英泉はまっすぐな瞳で、こう言った。


「君には、伝説の妖・憂鴉(うれいがらす)を討伐して欲しいんだ。倒してくれれば、私は君に好きなことを何でもしてあげるよ」


「…って、えぇ?!」


 あまりにも急な話がすぎる!

 

 私は動揺した。無理もない。なんせ、情報過多だ。憂鴉…その妖を私が倒すことができれば、このイケメンは私に何だってしてあげるなどと、そう言うのだから。


* * *


 ーー憂鴉について、説明しておく必要がある。


 憂鴉とは、かつてこの国を脅威に陥れた伝説の妖である。その妖はなんと一夜にして、大勢の人々を殺し飛び回った。


 今でも、奴に対しての人々の憎しみは消えない。なんせ、奴はそれほどに恐ろしい妖であるからだ。


 その姿は恐ろしい。その名の通り、(からす)のような見た目をしている。目は赤く、細く鋭い。身体は細長く、大きいのだ。

 

* * *


 そして、この宦官・英泉は、そんな野蛮な妖を私のような小娘に倒して欲しいなどと無理難題を押し付けるのだ。正直、私には自信がない…だが、


 (やはりこの宦官…かっこいい…)


 恥ずかしながら、私は目の前のイケメンの姿に心奪われた。そして、本来受け入れるはずのない依頼に対しても肯定の意を向けることとなる。


 ーーなんせ、彼は私に何でもしてくれると、そう言ってくれたのだから。


「はい…私が、憂鴉を討伐します…」


 自分でも驚きだった。口から思わず言葉がこぼれた。そして、私のその言葉を聞き、英泉は「よろしい…頼んだぞ」とだけ言うのだった。


 ーーと、いう訳で、私は伝説の妖・憂鴉を倒すべく、準備を進めることとなる。一体、どうなっちゃうわけ〜?!

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