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──放課後。
ホームルームが終わるやいなや、彩は私の席にやって来て、
「さあ、朝芽さんの“ドッペルゲンガー”の調査再開ですわ!」
さっそく息巻く。
──さて、彩と“自分のドッペルゲンガー”探しするのは、存外にやぶさかではないのだが、
「ごめん、彩。私、今日、家の夕飯の当番なの。ホント、ごめんね」
と、私は謝る。言っとくけど、ウソじゃないからね!
手を合わせる私に、彩は、
「そうでしたの。それは致し方ないですわね。分かりましたわ。なにかしらの発見がありましたら、後でメッセージを送りますわ」
「ありがとう、彩。それじゃ、また明日!」
「ええ、また明日ですわ、朝芽さん。お気をつけて。」
ステレオタイプなお嬢さまキャラのように、怒ったり、ヘソを曲げたりせず、彩は笑って下校する私を見送ってくれた。
その日の夜。
お風呂から上がって、部屋に戻ると、スマホに彩からのメッセージが届いていた。
「どれどれ、なにか進展あったかな?」
画面をタッチして、彩からのメッセージを表示。その内容は、
『朝芽さん、スゴい情報が入手できましたわ。詳細は明日お話ししますので、楽しみにしていてくださいましね♡』
と、あった。私は『了』と返信すると、スマホをテーブルの上に置いて、机の上に置かれた参考書を手に取った。




