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そんなワケで、はい、いま現在、海で遊んでいます。ちなみにママとパパは、屋敷の中で寛ぎ中。なので、執事の姉川さんが保護者代わりをしている。
「すっげーな、マジでプライベートビーチだぜ!」
「うっひょー! すげぇーぜ、咲夜。見てみろよ! あそこ、アーチになってるぜ!」
咲夜と上村くんがはしゃぐ。ここは、正真正銘のプライベートビーチ。しかも、珊瑚礁でできたアーチが外海とビーチを隔てて、波も穏やか。
「……彩、その水着になに?」
さて、私はというと、友人の水着にツッコミを入れずにはいられない。なにしろ、
「ふふふ、如何かしら? このギリギリ感。見えそうで見えない。見えたら、即デジタルもののこの水着!」
明ら様にデジタルものだよ、彩。あー、アレだ。世に言う“裸よりも恥ずかしい水着”というヤツね。私は歩く公然猥褻物にシャツを掛けて、友人を元に戻す。
「はい、落ち着こうか、彩」
「──は。わたくしとしたことが、浮かれてましたわ。着替えてきますわ」
そそくさと彩は屋敷へと戻っていく。そして、戻ってきた彩はデジタルものではない普通の水着を着てきた。
日が沈み、南海孤島での一日目が終わりを告げようとしている。
暗がりの中、私はふと、明かりが欲しいなと思う。いま黄昏時。または逢魔時。海からの風に髪を遊ばせながら私はそう思った。そして、それは起こった。
──光が溢れた。
「え?」
「あら?」
「は?」
「はえ?」
「……これは……」
──信じられなかった。私の回りに光が溢れる。
「おい! 見ろ! 朝芽の背中の痣が──」
「光ってますわ!」
「これは、ビックリだぜ!」
──魔法。魔法陣とデバイスがないと発動しないハズなのに。




