↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
32/37

42

 ──うん、この人たちも、毎度ながら私が来るとメイド総出で出迎えとか、よくやるよね。

 私はニヘラといつもの営業スマイルで、メイドたちへの挨拶とする。ママとパパは、一番エラいメイドに、

「今年もお世話になります」

 と、挨拶。対して、他のメイドたちは私と瓜二つの咲夜にヒソヒソと会話をしていた。

「……あん? どうしたんだ?」

「アンタが私と瓜二つだから戸惑ってるのよ」

 私は颯爽と風を切り屋敷の中へと入っていく。皆も後に続いて中へ。

 屋敷の中は実に広い。エントランスの中央に佇むは執事。ちなみに、島全体を取り仕切っているのはスチュアートと呼ばれる人だ。さて、私は執事の元に向かうと、

「今年もよろしくお願いします」

 礼をしておく。ちなみに執事は女の人で、私の斜め後ろに付いてくる。

「なあなあ、部屋はどうなってんだ?」

 咲夜の問いに私が答えようした先、

「皆さまのお部屋は、二階から上になります。ご自由にお使い下さい。」

 執事が答えた。私は“そう言えば、こういう人だった”と、心の内に思い二階への階段へ。

 しっかし、メイド長も執事もよく間違えないものだ。ぶっちゃけ、今日も私と咲夜は瓜二つの恰好をしているのに。


 一先ず、二階の上がったところから順番に部屋を取り、各々は一旦、各部屋へ。

 ──ボフッ。

 部屋のベッドにダイブして、私は移動の疲れを癒す。

「ああー、疲れた……」

 ──コンコンコン。

 ん? 彩かな?

「はーい、開いてるよ」

 ガチャリとドアノブを捻り入ってきたのは、案の定、彩だった。…………ってかさ、

「…………ねえ、彩」

「? なに? 朝芽さん」

「……なんで、あなたはなにも身に着けてないの?」

 私の問いに、彩はクルリと回ってポーズを決めながら、

「決まってますわ。朝芽さんとこれから海に────」

「…………あのさ、咲夜や上村くんが「裸は無理!」って言ってたから、海に行くときは“水着”って決めたよね?」

「…………あら、そう、でしたわね。わたくしったら、早とちり為てしまいましたわ。失礼あそばせ。」

 そう言うが早いか、彩は一旦、私の部屋を出て行くのだった。

 ──なにやってんだか……。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。