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──うん、この人たちも、毎度ながら私が来るとメイド総出で出迎えとか、よくやるよね。
私はニヘラといつもの営業スマイルで、メイドたちへの挨拶とする。ママとパパは、一番エラいメイドに、
「今年もお世話になります」
と、挨拶。対して、他のメイドたちは私と瓜二つの咲夜にヒソヒソと会話をしていた。
「……あん? どうしたんだ?」
「アンタが私と瓜二つだから戸惑ってるのよ」
私は颯爽と風を切り屋敷の中へと入っていく。皆も後に続いて中へ。
屋敷の中は実に広い。エントランスの中央に佇むは執事。ちなみに、島全体を取り仕切っているのはスチュアートと呼ばれる人だ。さて、私は執事の元に向かうと、
「今年もよろしくお願いします」
礼をしておく。ちなみに執事は女の人で、私の斜め後ろに付いてくる。
「なあなあ、部屋はどうなってんだ?」
咲夜の問いに私が答えようした先、
「皆さまのお部屋は、二階から上になります。ご自由にお使い下さい。」
執事が答えた。私は“そう言えば、こういう人だった”と、心の内に思い二階への階段へ。
しっかし、メイド長も執事もよく間違えないものだ。ぶっちゃけ、今日も私と咲夜は瓜二つの恰好をしているのに。
一先ず、二階の上がったところから順番に部屋を取り、各々は一旦、各部屋へ。
──ボフッ。
部屋のベッドにダイブして、私は移動の疲れを癒す。
「ああー、疲れた……」
──コンコンコン。
ん? 彩かな?
「はーい、開いてるよ」
ガチャリとドアノブを捻り入ってきたのは、案の定、彩だった。…………ってかさ、
「…………ねえ、彩」
「? なに? 朝芽さん」
「……なんで、あなたはなにも身に着けてないの?」
私の問いに、彩はクルリと回ってポーズを決めながら、
「決まってますわ。朝芽さんとこれから海に────」
「…………あのさ、咲夜や上村くんが「裸は無理!」って言ってたから、海に行くときは“水着”って決めたよね?」
「…………あら、そう、でしたわね。わたくしったら、早とちり為てしまいましたわ。失礼あそばせ。」
そう言うが早いか、彩は一旦、私の部屋を出て行くのだった。
──なにやってんだか……。




