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咲夜の両親は晩ご飯を食べ終えた後に改めて、
「今日明日と色くんのことと咲夜のこと、宜しくお願いします。」
ママとパパにそう挨拶して帰っていった。
さてさて、そんな事を振り返っている間に、洗面所前に到着。我が家は浴室と脱衣場と洗面所はしっかりとドアで間仕切りされているので、洗面所のドアを開けて“家に泊まっている友人とバッタリ鉢合わせ”なんてことは万が一も無い!
なので、私は躊躇う事無く、洗面所のドアをスライドさせて開ける。
「──…………をゐっ!」
しかし、まさかの万が一が起こった!
「あん? ぬあっ!?」
なぜか洗面所に“一糸纏わぬ姿で立つ”咲夜がバスタオルで体を拭いていた。
「なんで、脱衣場から洗面所側に出て拭いてるの?」
至極真っ当な疑問を咲夜に投げ付ける私。
「……あ、いや、ほら、脱衣場は色が使ってるしさ……」
「それなら、お風呂の中で待ってなさいよ……」
「…………お!」
咲夜はポンと手を叩く。……気付かなかったんかい……。私はピシャリと洗面所のドアを閉め、リビングでお風呂が空くのを待つことにする。
リビングにはママもパパも居らす、私はソファーの定位置にボフっと座るとリモコンを手に取りテレビを点け、テキトーにニュース番組にチャンネルを合わせ、ボーッと眺める。
「……さすがに服の下は、普通に男だったわね……」
洗面所で体を拭いていた咲夜のことを思い返し、独り言ちる。まあ、制服が夏服になって胸部に脂肪が無いことはわかったが、さすがに下半身までは“見せて?”とはいかないし。それが、今日、偶然にも確認を取れるとは……。
──翌日の土曜日の早朝。
パパが新聞を取りに行くと、玄関の前には既に彩が来ており、私は已む無く早起きをしたのだった……────。




