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一人の先生に付き、四つ以上のグループがその監督下に置かれる中、
「……あの、土皓先生の担当って、私たちだけなんですか?」
土皓先生にグループリーダーの名前を呼ばれたのは、私たちだけの他にはなかった。
「ええ、都合よく『普通免許』を取った、田山さんと桜花 朝芽さんが一緒のグループになってくれたからね」
──なる程。そういえば、土皓先生って、
「四月にあった“一年生の科目担当紹介”のときに、先生はいませんでしたが、もしかして、先生は……?」
「そうよ。先生は、本来は一年生担当ではないわ。でも、田山さんや桜花 朝芽さんが一学期の最初の資格取得試験で『普通免許』だけでなく魔工検定の最高位の『魔工検定 一級』とっちゃったから、急きょヘルプの呼び出しがかかったのよ」
「そうでしたか」
「まあ! わたくしたちが飛んだご迷惑を」
そういことか。私と彩は土皓先生に痛み入り、頭を下げた。
「そんな畏まらなくていいわ。先生は生徒達に魔法工学を教えるのが仕事なんだから。
あ、それと改めて自己紹介するわね。私は『土皓いろは』。気軽に『いろは先生』って呼んでくれたら嬉しいわ」
──っ!? へえー、土皓先生の名前は『いろは』っていうのか……。
「うはっ! 先生の名前が『いろは』先生で、オレっちの名前はまんま“色の色”。そして、彩さんの名前も“いろ”って読むから、『いろトリオ』の誕生っすね!」
──それ、私も思った。
上村くんのその言葉に、いろは先生もまた、
「そういえば、そうね。先生と田山さんと上村さんで『いろトリオ』、いいわね」
気に入ったようだ。そして、彩も、
「まあまあ、まるで往年の特撮ものみたいですわ」
ケラケラと朗らかに笑う。つられて私と咲夜も大いに笑った。




