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鏡合わせのテオミーム? いいえ、断じて違います!  作者: 白月 仄
一 ドッペルゲンガー、現る?!
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 一学期の中間試験とそれに付随した“魔法取扱い『普通免許』”と“魔法工学の知識を問う『日本魔法工学能力検定』──通称『魔工検』”の試験が行われた先週から、土日休日を挟んだ月曜日にして五月末のこの日。

 中間試験の採点された答案用紙の返却よりも先に、『魔法取扱い免許』と『魔工検』の合格発表が一限目に行われた。理由は、先にも述べていたと思うが、翌月の六月から始まる“魔法工学の授業での実技実習”の為。もしも、片方でも不合格だった場合は、授業で実技実習は行えず、期末試験に至っては赤点確定になる。

 ちなみに、『魔法取扱い免許』と『魔工検』だが、それぞれ、──


 ──『魔法取扱い免許』は、読んで字の如く“魔法を扱うための国家資格”になる。なにしろ、魔法は大抵の事なら何でも出来てしまう超技術だ。法で制限しなかったなら、今ごろは既に日本はなくなっていたかもしれない。


 ──次に『魔工検』について。こちらも“国家資格”になり、取得している“級”に因って、魔法を扱うときに必須の市販のデバイスの“使える魔法の種類や系統のロック”を段階的に解除できるようになる。詰まりは、『魔工検』を取得していないと『魔法取扱い免許』があってもデバイスのロックを解除できずに“魔法が扱えない”のだ。


 ──故に、中間試験の返却よりも先になる。んで、その私の結果だが、

「──桜花 朝芽、魔法取扱い『普通免許』及び『魔工検定 一級』、ご、合格!」

 余裕の合格。当然、私、しっかりと勉強してたし。しかし、担任の鹿島先生には心外の至りね。まるで、私が合格できたのが信じられないって、顔してたし。

 私は鹿島先生から、合格証書と、顔写真入りの免許証──『魔法取扱い普通免許』と『魔工検 一級』の──を受け取り、くるりと踵を返して振り返り、

「──私、魔法取扱い『普通免許』と『魔工検 一級』合格しました!」

 クラスメイト達に自慢♪ 教室内は歓声に包まれた。


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