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詩集  作者: 豊田直輝
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8/31

その8

【端役】

太陽の照りが強かったのもお昼の真中あたりまで

夜の今は気温も下がっていて人影も少ない

映画でいう端役のような役割の私は

周りの人を活かすためにしか存在する働きはない

人生の主人公になりたいなんて思った事ない

通りすがりの通行人のように

人に少しの彩りを与えてあげるだけ

そんな人生をこれまでも生きていて

これから先も同じであるのだろう

【水の音】

水の流れが細々と近所の自然の中で切り取った写真の風景のようにある。

耳を澄ますと水と鳥の鳴き声しかない

早朝のまだ人が動き始める前の時間は

静かさと微妙な音使いがブレンドされて

心地よい時間だけが流れる

このまま

もう少しだけこの時間を味わえたのなら

私は今日も乗り切れるような気がするんだ。

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