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詩集  作者: 豊田直輝
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その7

【越える】

静けさの中に自分の立ち位置を判別している

私は今まで何をして来て

これからは何をしていくつもりなのか

天は全てご存じであるのかもしれないけれど

なにぶん、俗人の私は無知の極まりであります

能力は充分に伸ばせているとは言えない

仮に充分だと思ったのなら

そこで人生は終わりでありましょうに

浮遊感のある自分自身を越えていきたい

【薄氷】

梅雨の雨が肌によく染みる

私の心が泣いているかのように悲劇が周囲に巻き起こっていて

環境に左右されないと決心していた私が

右に左にと揺さぶられている

なんだ

私は自分で自分が強いなどと自惚れていたのに

薄氷の如く脆いものだったんだなぁ

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