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詩集  作者: 豊田直輝
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19/29

その19

【世界の移り変わり】

世界の臨界点に僅かな光を感じる

微かではあるのだけど少しの光明

それがどれだけ心の救いとなるのかは己の当人次第

私の寿命はあまり残されていない

その為に先々の未来は見つめられないけれども

命の灯火が残っている間は

あと少しだけ世界の移り変わりを見ていたいと思う

【死ぬ】

生き物は全て短い時間を経て亡き者になる

その当たり前の公式に気づかなかった私は

何かが手遅れになっているような気がするんだ

死ぬ

その当たり前過ぎる前提から目を背けていたような気がする

何度も言うが

全ての生き物は死滅をしてしまうんだ

永遠に若返るベニクラゲであっても

地球はいずれ爆発するのだから死へと向かう

さようなら

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