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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
180/335

その上がある……

皆さま読んでいただきありがとうございます!


pv2万5000突破致しました! 感謝!


更に180話です! いえい!


そして、ここに来てプロローグを変更させていただきましたので、読んでみて下さい♪


はい! という事で、ケイゴの囚人戦記は、辛い洗礼となりこの先もどうなるか……見てていいものではないですが、きっといつか良い方に向かっていくと願い書きます。どうぞ!

「……あれ……体が……」


ケイゴは、晴れやかな笑顔から一変し膝をつく。


「……はぁ……はぁ……目がぼやけ……うっ!」



パサンッ!



ケイゴは、そのままソウネの山へ横に倒れた。


「……はぁ……はぁ……」


……なんで? 状態異常回復する魔法じゃ……毒がまだ……唱えないと……死ぬ……


「……はぁ……はぁ……」


ケイゴは、ソウネの山に埋まりそのまま体が動かなくなる。


「…………」


296番は、ケイゴを見て手を伸ばそうとして周りを見ると引っ込めた。


「618番! ソウネが傷つくだろ!! 早くそこを退くんだ!」



[ 我は上者、底弱な物に罰を ジマレイド ]



シビュター女は、ケイゴに怒鳴ると、魔法を唱えた。


「…うっ! あーーー!! 」


……首と手が締め付けられて! 身体中も! 焼けるように痛い! 苦しい! 誰か助けて!!


ケイゴは、動かなかった体が激しい痛みにより暴れる為に作用する。


「あれは辛いのよね……」


「ええ……あいつもそれを知った今狂っている余裕なんか無くなるわ」


「そうね……おもしろ」


さっきまでケイゴを嘲笑っていた囚人達も同じ苦しみを知っているため、そこだけは同情した。


「うあーーーー!!」


ケイゴは、その場で暴れるため、ソウネがパサパサと宙を舞い、296番にペチペチと当たる。


「……チッ! 暴れるな!! 618番! ああ!! やめろ!」


シビュター女は、自分のした所為なのにそれを全てケイゴのせいにして怒鳴りそして……



[ 聞かぬなら更なる罰を ジラレイドゥ ]



魔法の痛みを強くした。


「ぎゅぎゃあーーーーー!!! 」


ケイゴの泣き叫ぶ声がその場で響く。


「……え、それ以上があったの?!」


「あれより上が……流石に死んじゃうんじゃ」


「…………」


囚人達もケイゴの尋常じゃない苦しみ方に笑顔が消える。


「…………」


296番は、ソウネを頭の上に乗せながらその姿を見ていた。


「大人しくしなさい!! 早くやめないと更に強くするわよ!」


シビュター女は、ケイゴに冷たく言う。


「ぐぁーーー………………」


ケイゴは暴れていたが急に止まる。


「……えっ? 魔法はまだ効いているはず……」


シビュター女は、そう呟く。





ピカァ〜




ケイゴの側には、オレンジ色に光るヒカルンが、寄り添うようにくっ付いていた。


「……ヒカルン?」


するとシビュター女に向かってソウネが吹き荒れる。


「な、何! ソウネが……いた! 痛い! やめ! 何なのよ! これ!」


ソウネがシビュター女を襲い、葉で擦り傷を負っていくシビュター女は手を振り回す。


「それ以上は許さないわ、ケイゴは戦っているのよ!」


その声は、誰にも届かない今この時は……


「…………」


ケイゴは、気絶しソウネの中で苦しそうな顔だった。



ポンポンッ!



オレンジのヒカルンは、ケイゴを揺らすかのように囚人服を引っ張ったりしていた。


「くっ! この! [ サウィード ]!!」


シビュター女は、周囲に風を纏いソウネを弾き飛ばす。


「618番……許さない……殺してやる」


シビュター女は、その目は殺意が溢れ手をかざし、何もかもケイゴのせいにして。


「あんた、それ以上は死ぬぞ?」


「そうよ! 殺すまでしない方がいいんじゃないの?」


「……おもしろくなってきた!」


囚人達は、ケイゴを庇うというよりそのシビュター女を庇うように言う。


「……なに、死んだって事故死って言えばいいのよ……炭鉱の囚人達だって死はつきもので、そう言って処理してきたんだから……この人間のクズが1人減ったところで関係ないわ」


シビュター女は、顔を歪めニヤケながら言う。


「……なら仕方ないか」


「そうね」


「……楽しい!」


囚人達も、それを聞いた後自分の仕事に戻って行った。


「死ね!」


シビュター女は、奴隷に対して死を与える魔法を唱えようと口を開く。



[ 罪を犯し奴隷に死して糧となれ ジマシイ



「やめなさい!! ミナ!!」


女性の叫び声がその場に反響した。


「……ネネさん……」


「囚人と言え! 殺していいわけ無いでしょ! なに考えてるの!!」


その女性は、肩で息をしてミナと言われたシビュター女に近づく。


「……618番が、私の言うことを聞かないからそれで……」


ミナは、慌てて弁解する。


「……ちょっと待ってて先回復をするから」


その女性はソウネに埋まるケイゴに近づき状態を確認する。


「……何よこれ……猛毒じゃない……」


そう驚く女性は、目の下を青光させていた。


「……キュアキュアじゃ治らない」



[ キュアキュ ] [ キャーチェス ]



ケイゴは、水色と白い光に包まれた。


「……これで大丈夫よケイゴ、あなたは何故いつも、ぐちゃぐちゃなの……どうしてよ……」


青光し、ケイゴに回復魔法をかけた人物は、悲しそうな顔をする門番ちゃんだった。


「……ス〜」


ヨダレでベトベトの口元と涙と鼻水でぐちゃぐちゃなケイゴが苦しそうな顔で倒れていた。

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