弱さを……
皆さま読んでいただきありがとうございます!
ユニーク6000突破致しましたー!! 6000人の方が……1話を読んでくれてるのですね! もっと先も読んでほしいと願う作者……人を選ぶ小説と分かっているので……まぁしょうがない……
と、言う事で、囚人ケイゴは、この先どうなるかは、まだ分かりませんが負けずに戦ってほしいと思ってます! どうぞ!
「お前らは……完全に囚人となった……儀式を他に受けたい奴はいるか? 俺は別に構わないぞ? 聞き分けの悪い奴がどうなるか分かってるもらえた事だろう……」
地面に目を落とし、最初の頃とは別人となったギザナを見ながら言うケイツ。
「「「「「「………」」」」」」
「はい!」
闘花群皆黙る中ケイゴは、手をあげる。
「「「「「「…っ?!」」」」」」
闘花群は、皆が振り返りケイゴを見た。
「……ほう? あれを見て受けたいと言う奴は初めてだが「違います! 返事しただけです!!」……そ、そうか……まぁそうだろうな」
ケイツは、歪んだ笑みでケイゴを見たが、ケイゴの素早い必死の返答により素の顔に戻るケイツだった。
「「「「「「………」」」」」」
(……そっちかよ!)
闘花群は、心の中でツッコンだ。
「…………」
……っぶねーー!! まじぶねーー!! そう言う勘違い1番困るよね?! あんなの見せられて受けたいってどんなM? ホMぐらいだろ受けたいって言う人は……流石にないか……
俺少しMだし……美しい脚に踏まれてみたい……あっ、やばい……まじ踏まれたくなってきた……こうね? 小さい女の子に罵られながら、くっ! って顔で悔しがりながらもこうね?……いや別に、大人の女性も大歓迎だよ? パンツが見えそうで見えない位置でその駆け引き? グリグリと踏まれてさ? もちろん素足で! そう言えば……最近、左手が妙に股間に行くんだよ……エロ本ってないかな……ないか!
ケイゴは、無表情のままその場に立っていた。
「ならもう儀式は終いだ……早速だが、お前らにはギルド襲撃という重罪を犯した……618番はそこに性犯罪が追加となったわけだが、シビュターの俺達は、暇じゃない。
そこで、牢屋にぶち込んで置くだけでは、無駄にタプが管理費として消えていくのはまずいとシビュター創立者、ビュター・シーが考えたのは、職業を囚人とし、奴隷の鎖輪で無力化して仕事をさせるという事だ……」
「奴隷の鎖輪なのかこれ……」
「お前らは、人間じゃねー!! 奴隷でもないのにそんなん許されるわけないだろ!!」
闘花群の1人がそうケイツに言う。
「……人間じゃないか……ふっ♪ そうかそうか、そうかも知れんな〜……だが……
お前らは、人としての行いを破棄した、罪とは理性ある私達人間に課せられた、証明の破棄という事だ……理性の無いモンスターと何か違いがあるのか? お前らに……意思がある分お前らゴミグズの方がタチが悪い」
ケイツは、厳つい顔を更に厳つく恐ろしい顔にして俺らを見ていた。
「…………」
……全くその通りだ……俺は……オークなんだ……
ケイゴは、ギルドで宣言した時、皆から蔑まれ存在を否定された事をギズついた自分の顔を撫で、思い出していた。
「……さぁ仕事だ……そして言っとくが、もしこの各個人に与えられた目標に到達できなかったものは……
……奴隷落ちだ……こちらはタプになるからとても助かるぞ? 私達の糧になれて良かったな♪ ゴミグズ共!」
「……っ?!」
…………………ぷっ♪ ギャハハッ♪ 言うわけないだろうが〜部外者のクソ偽善者になんかよ〜♪
………くっ……
……何だ? 怒ってるのか? 遅えんだよ! 何もかもが遅え! アイツは売ったよ! 邪魔だったからな♪ 今はこの通り……俺の糧となったぜ♪ ギャハハ♪
……スリちゃん……
ケイゴは、1人の少女を想い……顔を落とした。
「奴隷になりたくなきゃ仕事をこなせ!
罪を清算し……私達の糧となれ!
仕事場は選べるぞ? さぁゴミグズ供散れ」
ケイツは、そう言うと身を翻し集会室を出て行った。
「「「「「「………」」」」」」
闘花群は皆、項垂れこれからの未来が闇に包まれている事を痛感した。
「…………」
……はぁ……俺は……このまま……
「…………」
……俺はきっと……すぐ奴隷に落ちるだろう……それは自分の力の弱さで分かる事だ、頭も悪く、性格も気持ち悪くて蔑まれても仕方ない、体力だって無いし、力も太ってる割にあるわけでも無い……無い無い無い何も無い……
「………はい!!」
ケイゴは、ただ1人返事をした。
「……ふっ」
ケイツは、集会室を出て行く所でニヤける。
(……ここで返事を返す奴は……なかなかいないんだがなぁ……618番か)
「…………」
……でもね? 絶望感は無い、だってそんなの……昨日に比べれば軽い……軽すぎる。
門番ちゃんのフィアンセん言……
受付嬢ちゃんから嫌われた……取り返しのつかないくらいに……そして……
スリちゃんを守れなかったこの……性犯罪者の俺……
奴隷? ふっ……俺を奴隷にして何がいい? きっと炭鉱で働く使い捨てになるが落ち……そんなのどこにでもあったし、俺がならない保証はなかったじゃ無いか……今更怖がる必要はない……弱い事は、悪い事ではない……
「……そうですよね……」
……覚悟を決めたんだ、あの日に……
どんな相手からでも守れる、盾士になりたいです!!
……よし! よく言ったわ! それが聞きたかったの
……貴方はその言葉を絶対に忘れない事、そして、守ると決めたのなら、諦める事は辞めなさい……その意思が残っている限り必ずまた……立ち上がれるわ
「…………」
ケイゴは、顔を上げ1人ニヤける。
……覚悟を決めた時……逃げ出す選択肢は捨てる! 俺は……盾士になるんだ……
盾士必須4……盾士になる決意は頑強に
俺はまだ……生きている!!
ケイゴは、弱い……しかし、その弱さに向き合う事を常にせざるを得ない人生で、弱い事に慣れているケイゴは、誰よりも早く立ち上がろうとした……だが、それは今だからこそだ……ケイゴは知らないし知れないだろう……
異世界に来る前のケイゴにそんな事出来るはずもないのだ……今まで起きた全ての出来事が立ち上がる勇気を与えたのだと……
「……特訓すっぽかしてしまい……ごめんなさい……罪を償い、貴方にまた出会えるといいなぁ……」
ケイゴは、皆が項垂れ仕事場に連れていかれてるのを見ながら、自分に出来る事をしようとその素足のままに一歩を踏み出す。
「……必ず……盾士になって貴方を守れるくらい強くなりたい……」
ケイゴは、鎖を鳴らし、胸を張って集会室を出て行った。
「……私を……もう少し盾を使えるようになってから言いなさい」
誰かが呟いた。
囚人になってからケイゴが輝いて見えるのは、どうしてたろう……




