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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
173/335

第拾弍歩 12日目……

シャン! シャン! シャン!


「……う、ううん……」


シャン! シャン! シャン!


「……な、何だ?」


タッタッタッ! ガチャン! ギギー


「起きろ! 囚人番号618番! 起床だ!」


シビュターの男の人がケイゴの牢屋の前に立つとそう叫ぶ。


「は、はい!」


な、何だよ! イッテ……顔がメッチャ痛い……


ケイゴは、叩き起こされ牢屋の前に立たされる。


「お前はこれから、618だいいな? 分かったら返事を忘れるな、忘れると痛い目に合うだけだ」


「…………」


……これ返事した方が……



バチンッ!



「……うっ!」


「返事を忘れるなと言ったばかりだろ! 俺らはお前らに優しさはない、ただ管理する。今までのようにのうのうと生きていけると思うなよ!」


「……はい!」


……いてぇ……上裸の上から本気で平手打ちなんて……もう少し返事しやすいように言ってくれよ……


ケイゴは、顔と赤く手のひらの跡が残る腹からズキズキと痛みが響く。


「……よし、こっちはいいぞ!」


すると、シビュターの男は、斜め後ろにある牢屋の中を見る。


「……早くでやがれ囚人番号296!」


その牢屋からシビュターのもう1人の男と髪を伸ばし顔の隠れた人が出てくる。


「…………」


「……返事しろって言ってるだろうが!」



バチンッ!



シビュターは、その人の顔を平手打ちする。



パサッ!



髪が叩かれた瞬間なびく。


顔が見え……なかった……


「…………」


その人物は、無言のままだった。


「……チッ!」


シビュター2は、舌打ちをしてその人の鎖を引っ張る、首と手首についた首輪と腕輪に繋がっていた。


「……そいつは喋れないんだ、仕方ねーだろ? そんな苛立つなって」


シビュター1は、苛立つシビュター2にそう言う。


「……あぁ……早く行くぞ、その新人の囚人になる儀式をしにな? オラ、自分で歩け、お前は仕事だ」


シビュター2は、俺を見てから296にそう言い外に出て行く。


296は、なんとなくこちらを見ていたような気がしたが、そのままシビュター2の背を追いゆっくりと歩いて行った。


「……はぁ、すぐキレるんだからよ……お前も行くぞ618、もう来ている筈だ……あの人が」


シビュター1は、同僚の事をやれやれと言いながら、俺を檻から出し付いてくるよう顔をクイッとした。


「…………」



バチンッ!



「……っ!」


「返事を忘れるな、これはお前のために言っているんだ……ここで生きていくためにな」


シビュター1は、牢屋の外へと出て行く。


「…………」


……クソ痛い……上着着させて下さい……せめてシャツ一枚でも……


ケイゴは、お腹の手のひらがクロスになっているのを見てからシビュター1の後を追った。









「…………」


「…………」


ケイゴは、シビュター囚人の監獄の中を歩く、暗く石でできた壁に、靴も履いてないので素足で冷たく、ほこり臭く、異臭もした。


「…………」


……俺はどこに連れてかれるんだ……儀式がどうとかと言っていたけど……


不安に押しつぶされそうになりながらも、ケイゴは言われた通り進むしかなかった。



ガヤガヤ……



しばらく歩いていると、人の気配のする部屋に近づいてきたみたいで、そこにシビュター1が入って行くので付いて行く。


「…………」


……これみんな闘花群じゃ……


入った場所は広い部屋で、集会を行う場所なのか、台座がありそこに向かって闘花群の人達が立たされていた……皆んな囚人服着てるのに、なんで俺だけ着させられてないの? さっきの人は違う服装だったけど……


そして周りに俺たちを見張るために立っているであろうシビュターの人達だった。


「これで全員揃ったな……囚人供……」


そこに立つ人は、シビュターの中でも一番ムキムキの男でとても厳つい顔をした人だった。


「…………」


なんでさ……俺だけ台座に立たされてるの?


唐突だが、ケイゴはシビュター1に先導され、台座の上に立たされていた。


「……君は、名前はケイゴと言うのだろ? 珍しい名だ」


「……そ、そうで「返事は、はいだろ? 次はない」……はぃ……」


その人は、俺を睨み言う……今死んだ……俺は殺されていたんじゃないのか? そう思うほど怖い……


「……なぜそこに立たされているか分からないだろう、君はこの中で一番罪が重いからだ……」


ムキムキのシビュターはそう言い俺を睨んだ。


「……はい」


……今返事しなきゃならないのか分からなかったけど……しとけば大丈夫なはずだ……


「新人供……ここでお前たちは底辺だ、それを自覚するために儀式を受けてもらう……まぁその前にコイツに服と鎖をな……持ってこい」


「はい! ケイツさん」


シビュター1が返事を返し、服と首輪と腕輪に繋がれた鎖を持ってきて、ケイツと呼ばれた人に渡す。


「さぁ、自分で着ろ……首輪と腕輪もな」


ケイツと呼ばれた人が俺に渡す。


「…………」


……自分で付けるの? これ……


「……馬鹿野郎……俺は言ってやったのに……」


シビュター1は、静かに呟いた。







「……次はないと言っただろ? ゴミグズが」


「……あ、は……」



ドゴッ!



「ガッ!!ハァッ!」


ケイツのパンチがみぞにはいった。


「ゲホッ!! ゲホッ!! ゲホッ!!」


ケイゴは、その場に膝立ちになり手を離された時前のめりに倒れる。


「……返事は大切にしろ? じゃなきゃ後悔するからな? ゴミグズ」


「「「「「…………」」」」」


その場にいる闘花群は皆その光景を見て息を潜めた。


「……ゲホッ!! は……ぃ……」


ケイゴは、腹を抑え苦しそうに答えた。


「…いいだろう、さぁ着がえろ……儀式もまだあるんだ……急げ」


ケイツは、冷たくそう地面に這いつくばるケイゴに言う。


「……はぁ…い」


……息が……苦しい……いだい……苦しい……苦しい……


ケイゴは、ゆっくりと体を起こし上着を着て行き、首輪と腕輪を自らの首と手首に付ける。


「…………」


……俺はもう……ここで終わりなんだ……


ケイゴは、自分につけた腕輪と首輪に触れゆっくりと立った。


「もういいぞ、ここから降りろ」


「はい……」


ケイゴは、台座から降りて闘花群から少し離れた場所に立つ。


「今のは、通例ってやつだ……捕まえた囚人の中で一番罪の重い奴にその囚人服と首と手首に鎖を繋ぐ……自分でな? 己がした事に後悔してもらうために」


ケイツは、無表情で言う。


「…………」


……後悔はもうしてる……俺は……最低な事をした……分かってる……


「早速だが儀式を行う……囚人として自覚してもらうためにな……ここからは企業秘密で誰もここから出た後その事について言えないよう呪いをかけさせてもらう……まぁ罪を犯したんだ口答えは許さん……いいな?」


「「「「「はい!」」」」」


闘花群は皆返事をして、ケイゴもした。


「……ギザナ……どう言うつもりだ……返事をしないのはいけないと言っただろ?」


「……はっ! 俺は必要ねーてめーのような雑魚に命令される筋合いはない」


ギザナ1人だけ返事をしなかった。


「……あ〜いるな〜こう言う奴……まぁ……いい、今はそう言ってるといい……今すぐ言えなくなるからな♪」


ケイツは、笑う。


「…ククク」


「賭けるか? 何秒もつか……」


「賭けになんねーって……どんな奴だってすぐに大人しくなる……なるしかないが正解か」


ケイツが笑うと、シビュターの男達もコソコソと笑い始めた。


「……何がおかしい、俺より雑魚のてめーらに俺がやられっかよ……A級の俺様に」


ギザナは、周りを睨み殺気を放つ。


「……儀式はそう言う奴に一番有効なんだ……」


ケイツは、ニヤけると扉の方を見た。



ガチャ……バタン



「そうですね……皆屈服しますね……するしかないのですよ……


……転職は……後悔しないよう選ぶべきだったとね?」


「……て、てめぇーは!!」


集会所に入ってきた人物は……



ペラペラ……パタン



本を見てから閉じる……トラリス男だった。

またの登場……私この人そんな主要キャラにすると思ってたわけじゃないのに……彼女できたし……書いてて羨ましくて仕方ないんですけど……ケイゴに脚フェチ変えられないと告げるだけの役で、それ以降出さないはずだったのに……


なんでかなぁ……

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