ギルドの残業……
皆さま! 読んでいただきありがとうございます!
2万4000pv突破致しました! うんれしい!
はい! と言う事で、ケイゴの冒険は今終わりを告げようとしてますね……囚人となりどうなるか……これからはケイゴの囚人戦記を書いて行きます……すぐ終わるといいのですが……どうぞ!
ケイゴが闘花群と共にシビュターのバーロバ車に連行される所。
「…………」
受付嬢ちゃんはケイゴが、シビュターに担がれ運ばれる姿を見ていた。
「…先輩」
ノエちゃんは、その姿を見て心が痛かった。
(……先輩は、あの人を凄く気にかけてたから……色々教えてあげたいって言ってたっすもんね……ほんとクズ野郎っすよ!)
ノエちゃんには計画があった……それは自分に都合のいい計画であったものの、自分なりに考えて皆が幸せになれるかと思っていた……それは1人の男の所為で無残にも破綻したが……
「……契約は破棄だな……」
「っ?! ブ、ブレイクさん?!」
隣から自分の慕う人が、そう呟いているのを気づきよろめくノエちゃん。
「……おっと……大丈夫かい? 辛かっただろう、少しあそこで休むといい」
ブレイクは、ノエちゃんを支えてあげ休憩所に腰に手を添えて連れてってあげる。
「……あ、わ、私は……」
(キャーー!! ブレイクさんがこんなに近くに〜〜!! それにとても優しいっす♪ ちょっと体重預けてもいいっすかね?♪ )
ノエちゃんは、ブレイクに少し背中を預け付き添って休憩所に連れてってもらい座った。
「……私が気絶している間に何が起きたのか……教えてもらってもいいかい?」
ブレイクは、ノエちゃんの対面に座りそう聞く。
「……え、大丈夫っです! ええっと、ええっと……」
ノエちゃんは、急に聞かれ今までの経緯を思い出していく。
「……ゆっくりで構わないよ……」
ブレイクは、そう優しく言った。
「…………」
闘花群が連行され、ギルドは封鎖された。
冒険者達は帰されて、受付嬢達がシビュターに事の経緯を説明していき。
シビュターは、トラリス男にお礼を言って帰って行った。
「……はぁ……疲れた〜」
「うん……怖かった……」
2人の受付嬢が話している。
「凄かったね? トラリスの人があそこまで強いなんて」
「……うん、あのニコニコしてる人が……」
事件は解決して2人は、ある程度落ち着いてきていた。
「……ノエ先輩……あんな風に笑うの初めて見た……」
「うん、とても幸せそうだった……」
すると、2人の横を受付嬢ちゃんが通り過ぎた。
「 「…………」」
2人は顔を見合わせて、首を傾げた。
受付嬢ちゃんが歩いていく道にポタポタと水が落ちていた……
「……という事で、あの人が助けてくれたんです」
ノエちゃんは、トラリス男を指差す。
「……そうか」
ブレイクは、顎に手をやり何か考えているようだった。
「……それにしても最低ですよね、ブレイクさんが言っていた醜いオーク」
ノエちゃんは、怒った顔で言う。
「ああ……アイツはそれを選んだ他にやり方はあっただろうに……」
「……えっ?」
「すまない、私も立ち去ろう……シビュターは、気を遣ってくれたようだが、私も冒険者……教えてくれてありがとう、では」
ブレイクは、そう言うと大きな盾を持ち去って行った。
「ブレイクさんもお気をつけて。
…………ん? あの盾って……」
ノエちゃんは、ブレイクの持つ盾を見て何か違和感を感じていた。
「皆んな集まって頂戴!」
ルン先輩の凛とした声がギルドに響く。
「……何すかね?……はい!」
ノエちゃんも、ルン先輩の場所に集まる。
「これから、後片付けに入るわ……」
「「「「…………」」」」
(えええ〜〜)
受付嬢達は皆心の中でめんどくさそうに嘆いた。
「ギルマスが居ない今、ここを守るのは私達受付嬢と勇……あの人だけだわ、壊された所を修復するのはあの人がしてくれるそうなので、私達は掃除をするわよ!」
「「「「はい!!」」」」
(……今勇者って言おうとした……嬉しそうだし……)
受付嬢皆、ルン先輩の頬がいまだに赤いのを見て温かい目だ。
「……何よその目は……めんどくさいのは分かるけど、これも仕事と思ってちゃんとやりなさい! いい?!」
「「「「はい!! 」」」」
受付嬢達は、自分の掃除場所を決め別れてしていく。
受付嬢ちゃんとルン先輩が、ギルドの受付や広場の清掃で。受付嬢2人は、二階と外で。ノエちゃんだけ関係のないシャワー室や廊下の掃除になった。
「私だけ1人っす……まぁいいっすけど〜」
ノエちゃんは、廊下をモップのようなもので拭いていく。
「……ブレイクさんかっこいいっす♪ 今度お弁当渡して食べてもらいたいっすね〜♪ お父さんには、あまり好評じゃ無いっすけど……」
ノエちゃんは、ブレイクがどんな料理が好きなのか考えて、お父さんに認めてもらう為に気合を入れて頑張ろうと思っていた。
「……お肉は必要っすよね…それと……」
ベチャ
「ん? 何か……」
ノエちゃんは、何か水のようなものを踏んだのでそれを確認する為に下を見る。
「……血?! ……足跡が続いてるっす……」
ノエちゃんが踏んだのは、血の足跡でそれがシャワー室の中に行くほど濃くなっているのが見えた。
「…………」
ノエちゃんは、緊張した面持ちでシャワー室を目指していく。
「……一番奥の右側から……」
ノエちゃんは、足跡がそこから出てるのを見てゆっくりと進む。
(……何すかこれ……あの場にこんなに血を垂らしていた人なんて居ないっすよ……)
ノエちゃんは、心臓をバクバクさせて、足跡を避けながら進み右奥のシャワー室を覗いた。
「なっ?! 何すかこれ?! 」
ノエちゃんが見たものそれは……
シャワー個室の地面に隅から隅まで血が広がり、その中に固形物などが含まれていた。
「…う、これ血と嘔吐した時の匂いっすか……こんなの……ん? あれは……」
ノエちゃんは、洗濯する魔機の上に乗る血だらけの塊を見て近づく。
「……うぅ……血でベッチャリっす……」
ノエちゃんは気になったので、それを人差し指と親指を使って汚いものを持つ時のように嫌そうな顔してそれを広げる。
ベチャパンッ!
「……これって……」
そこにあったのは……血を吸い赤く染まったローブだった。
「……それにこの穴って……ここまで飛んできたんすか……こんな血を出していながら……」
ノエちゃんは分からなかった……血の量は尋常じゃない、その上であの男があの場に現れたのが。
「……そんなそぶり見えなかったっすよ……」
ノエちゃんは、自分をオークと叫び泣く男の姿を思い出す。
……立ってください……逃げます!
……前が見えなくて……動けないっす!
……すみません!
……痛いっすよ! もっと優しくして……
……す、すいません……
「……訳がわからないっすよ……」
ノエちゃんは、その場の血の処理をしていきながら、あの豪雨の日を思い出していた……
花柄の手拭いが入ったポケットに意識しながら……
事件は終わらない……その場に残る掃除が終わるまで……




