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カーんスト99なら強いよね?  作者: チョロォーク
第一章 俺は強いよね?
171/335

最悪な1日は……始まりに戻る……

「…………」


ガタゴトッ


「こいつ起きねーな……ボスやりすぎたんじゃ……」


「……俺じゃないだろ、最後は、あの本ヤローだ……次はぶっ殺す!」


「次なんてないでしょ……もうギルドに近づく事は出来なくなるだから……」


「はっ! そんなん俺の棍性でどうにかできる」


「……ポ、ポクし、仕返し出来なかったですよ! あ、あの女に……ですよ!」


「デメリ……お前が気持ち悪いの知ってたけど、コイツよりマシだったなんてな……俺は別に女を犯したいんじゃなくて、復讐したいだけなんだからよ……戦闘の花嫁をよ」


「……うっ……そ、そう言う事お、思ってたですか……」


「………みんな思ってるぞ? なぁ……」


「「「「「闘花群皆同士!」」」」」


「……そ、それ! ポ、ポク入ってないですよですよ!!」


「……まぁ気にすんなデメリ……」


「気にするですよ!」


「うるせーぞ!! この世のクズども!! 静かにする事も出来ねーのか!!」


「「「「「「………」」」」」」


「…………」


……俺……犯罪者になるんだな……














「……降りろ」



ゾロゾロ



「…………」


闘花群は、バーロバ車から降りる。


ギルドが襲撃され、その犯人達をトラリスの男が止めシビュターが出動、彼らはバーロバ車に乗せられ、シビュター本署の牢獄へ、鎖に繋がれて連行されていた。


ケイゴは、怪我の治療をされず雑に担がれ運ばれていた。


「……チッ! 重いなぁ……」


「本当迷惑な野郎だ……」


シビュターの職員2人がケイゴを肩に担ぎ愚痴をこぼす。


「…………」


……ごめんなさい……急に動けなく……動きたくない……


ケイゴは、血は拭かれたが、痛々しい傷のまま起きているのに寝たふりをする。


「罪は重い、ギルドを襲ったんだ……なぁ?」


「あぁ……冒険者資格は剥奪され、しばらくの間は取れねーな……それに、犯罪者となれば分かるだろうが……俺らが許さねー」



パチンッ! ギギ〜ガシャン! カチンッ!



シビュター達は、ケイゴを冷たくて暗い牢屋に運び雑に牢屋に放り投げると扉を閉め、鍵を閉めた。


「……あんたは少し罪状が違うらしいから、1人だ……聞いてないと思うが、性犯罪者それも、レベルは5らしい……一番重いって事だ……」


「なんでも、オークだ〜なんて抜かしやがったらしい……この世で一番嫌われるモンスターを自分と同じだと言っただとよ、どんな犯罪者もそれだけは言わないって言うのにな……襲われた女性が可哀想だよなぁ……」


「……いや、なんか幸せそうだったぞ?」


「はぁ? 襲われて幸せ? なにその子そう言うの好きな子?」


「いや、闘花群と名乗るコイツらから、助け出した……名前はなんて言うのか知らんけどその男にその場で名を言ったらしい……」


「……マジか……名を告げると言う事は相当なんだな……俺も誰か名を言ってくれる人いねーかな〜」


「ないない、お前は、ないない」


「…………どんだけないんだよ俺は……」


「それでさ……」


シビュター達は、話しながらケイゴしかいない牢屋の部屋を出て行く。


「…………」


ケイゴは、目を開ける……顔はズキズキと凄く痛く泣き出してしまいたいほどで、それでも今のケイゴにその気はなれなかった。


「……俺は……」


ケイゴは、横倒れから仰向けになり静かに呟く。


「……性犯罪だけはしないと……誓ったのになぁ……」


ケイゴは、静かに……暗く冷たい狭い牢屋の中……


「……ねぇ……」


ケイゴは、右手を上に伸ばす。


「俺は……どうすればよかったんですか……おれあ……ごうずればぁ……あなだぁを守れだの……


……ぎらわれだぐないよ〜……はぁ……ズズッ……」


ケイゴは、暗く狭い牢屋の中1人泣いた。


「……いいだぐながった……ほんどはおもっで〜………ながったんだ……受付嬢がぁ〜立っているだけじゃないって教えてくれて感謝してるんだぁ……じゃなきゃ知れなかった……知ろうとしなかった……」


ケイゴは、読めもしない本を渡し凛と叱る女性の顔を思い出す。


「……軽い口調で、明るく接してくれて……ソウネを渡す時にみせるあの手を広げる姿……勘違いしてしまうほど抱擁されたくて……襲われたって言うのに休まず働く姿が逞しくて……貴方が出会わせてくれたから、またあの人に……感謝しかない……」


ソウネの詰まったバックを渡せと言い手を広げ、ニィー♪と笑うギャルっぽい人を思い浮かべる。


「……時間を稼ぐ為とは言え……貴方には……


言えなかった……言いたくなかった……またあの顔は見たくない! して欲しくない! 笑っててほしい! あの笑顔を……なのに!!


貴方に……そんな目でみられたくなかっだよ〜〜〜!!」


ケイゴは、最後に向けられた受付嬢ちゃんの蔑んだ冷たい目が記憶を呼び覚ます。







ケイゴは、犯罪者となった。


それも、自分が一番なりたくないと心に誓っていた……性犯罪者に。


ボロボロにされ、諦めさせられ、死にかけ立ち上がるも、好きな人に嫌われ、皆から蔑すまれ、罪人となったケイゴの……


人生で最悪な1日は、被害者から加害者となりシビュターに捕まる形で終わりを迎えた……


これほど辛い一日があるのだろうか……ケイゴはここから這い上がることが出来るのか……


ケイゴが捕まるとは思っても見なかった作者が描く補欠戦記を……よろしくお願いします!

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