49話「神々の影」
孤児院の玄関の扉を開けると、食欲をそそる夕食の香りが鼻腔をくすぐった。調理場からは、一定のリズムでまな板を叩く刃物の音と、鍋が煮立つ音が聞こえてくる。
だが直後、その平穏を破るように響き渡ったのは、ドタドタと廊下を揺らす無数の足音だった。
「リナさん……!」
リビングの扉から、二階へと続く階段から、まるで堤防が決壊したかのように子供たちが一斉に押し寄せてくる。その表情には、隠しようもない不安の影が色濃く落とされていた。
「あのね、アオ兄とシズカちゃんが……いなくなっちゃったの!」
先陣を切った切迫した声に重なるようにして、子供たちが口々に言葉をまき散らし始める。
「シズカちゃんは、帰りの会まではちゃんといたはずなのに……」
「アオ兄は学校にも来てなかったみたいで……色んな会社とかチームの人から、いっぱい電話がかかってきて……」
「朝、裏庭ですごい音がしたけど、それと関係あるのかな?」
リナは不安と混乱のざわめきをどうにかなだめつつ、彼らの証言を素早く整理していく。
いなくなったのは、アオイとシズカの二人。
アオイは今日、学校へ登校しておらず、予定されていたスポーツの練習や企業との取引の場にも姿を見せていない。
一方のシズカは、学校での帰りのホームルームまでは確かに存在が確認されていた。しかし、いつものようにツクヨが迎えに行った時には、すでに姿を消していた。
そして、ツクヨとショウ、そしてレイの三人は、姿を消した二人を探しに行った。
(アオイがいないのは、想定の範囲内……)
自身に“ここ”を託すとわざわざ宣言し、ハルカの襲来にも姿を現さなかった。
恐らく彼には、まだやらなければならない“使命”があるのだろう。彼の身を案ずる優先度は高くない。
(でも、問題は……)
シズカ……彼女の不在には、極めて深刻な緊急性がある。
普段ならツクヨと共に下校するはずの彼女が、何の前触れもなく消えた。もし予定があったのなら、あらかじめツクヨが把握しているはずだ。
(まさか……ハルカ!?)
脳裏をよぎったのは、今朝の凄惨な光景。あの時、ハルカが悪意と暴力の標的にしていたのは、他でもないシズカだった。
孤児院の周囲には、ハルカを警戒して巡回する天界軍の兵士たちが配備されている。だが、小学校の周辺にまで手が回っているわけではない。あの「暴君」を止める術が、そこには存在しないのだ。
「大丈夫。二人ともすぐに見つけるから……」
喉元までせり上がってくる恐怖を押し殺し、努めて穏やかな「職員」としての笑顔を張り付ける。子供たちの頭を一つひとつ撫で下ろしながら、嘘をつく自分自身の心臓の音が酷く耳障りに響いた。
「それじゃあ、私も探しに――」
「――ねえねえ、リナさん! お人形遊びしよう?」
リナが意を決すると同時、爛漫な少女の声が弾けた。
視線を巡らせた先には、巨大なシロクマとライオンのぬいぐるみを抱えたアリスが立っていた。
「ア、アリスちゃん……!? ちょっと今は、忙しいから……」
リナは引きつった笑みを浮かべながら、ゆっくりと玄関のドアノブへ手を伸ばす――
「――みんな、アリスちゃんのことは任せたわよ! それから、ヒカルさんの言うことをしっかり聞いて、いっぱい食べて、ちゃんと寝るのよ! そうしたら、すぐに二人とも帰ってくるから!」
子供たちへ一気に言葉をまくし立てると、リナは振り切るように孤児院を後にする。
西の空では、太陽は静かに水平線の彼方へと姿を隠そうとしていた。
◆ ◇ ◇
息を弾ませ、アスファルトを全力で蹴りつける。前方と手元へ視線を往復させながら、携帯端末の小さな画面を操作する。「ながら操作は危険だ」などという標語を思い起こす余裕すらない。
『シズカ失踪。ハルカ関与の可能性大』
極めて簡潔な文面を、「最高司令官」へと送信する。サオリであれば、この短文だけで裏にある深刻さを過不足なく汲み取り、即座に適切な部隊配置と指示を下してくれるはずだ。
送信から十も数えぬうちに、端末が短く震える。
『おけまる~』
(……は? なにこれ……送る相手、間違えた?)
早すぎる返信に安堵しかけたリナは、画面に躍り出た通知に目を疑った。だが、どれだけ必死に画面を睨みつけても、送信履歴の宛先欄には間違いなく『御神楽サオリ』の文字があった。
(まさか……ベスタ様に携帯奪われてるとかじゃないでしょうね……)
いや、あのイチャイチャ「バカップル」ならやりかねない。サオリが無造作に置いた端末を分捕り、能天気に返信を寄こすベスタの貌が容易に想像できてしまう。
(どうか軍全体に“適切”な指示が届いてますように……)
そう祈る思いで端末をポケットへ押し込むと、リナは薄暗い路地裏へと足を踏み入れた――
――その背を、ひっそりと一つの影が追っていることにも気づかぬまま……
◇ ◆ ◇
夕日は完全に沈み切り、空は濃密な夜の闇に飲み込まれた。街頭の明かりが届かぬ路地裏は、一寸先も見通せぬ暗黒に満たされる――はずだった。
しかし、視界の先は異質なまでに白々しく輝いていた。スクルタスという「人間」の街には、およそ似つかわしくないほどに「神聖」に……
「あら、リナ様ではないですか!」
“不浄”な地上の路地裏に、鈴のように澄んだ声が響き渡った。
目の前に降臨したのは、夜闇に溶け込むことのないエメラルドグリーンの髪をなびかせた、背に六つの純白の翼を持つ最高位の天使だった。
「インセラ、様……」
荒い息を吐き出しながら、リナはその場に立ち尽くした。
インセラは慈愛に満ちた微笑みを湛えながら、滑らかな足取りでリナへと歩み寄る。そして、革手袋が嵌められた両手を、温かく柔らかな手で優しく包み込んだ。
「どうされました、そんなに慌てて……? よほど大切な探し物があるようですね」
インセラは覗き込むようにして、リナの瞳をじっと見つめた。その幾重もの黄金の輪が刻まれた双眸は、すべてを見透かしているかのようで底が見えない。
(何も言えない……不用意な発言ひとつが、自分たちやアオイの首を絞めることになる……!)
「天才」と「狂気」を相手に、すでに自分は二度もやらかしている。もう口を滑らせるわけにはいかない。
『親父たちが、インセラさんを使って何か企んでるっぽい』
ルードゥスからもたらされた不吉な警告がよぎる。
「最高神」なのか、「黄金の一族」なのか……いずれかは分からないが、とにかく世界を支配している神々が、この最高位の天使と共に何か巨大な陰謀を推し進めているのは確かだ。
もしインセラの目的がただの「異形天魔の排除」であるなら、天界軍から姿を隠して単独行動をとる必要などどこにもないのだから。
(アオイやクルルにやらかすのとは、わけが違う)
あの二人の目的ははっきりとしていた。「『家族』を守ること」と「事象をただ観察すること」。到達に至る複雑なプロセスや知略こそ理解不能だが、目指しているゴールからある程度、その思考を逆算することはできる。
だが、「神々」の場合は、そもそもの描く終着点が分からない。
「まあ、それはともかく……」
インセラはリナの手を握る力を、わずかに、けれど確実に強めた。
「『異形天魔』の特定は、うまくいっていますか?」
逃げ場のない静寂の中で、インセラの温かな問いが、冷徹な刃となってリナの喉元へと突きつけられた。
(どこまで、話すべき……?)
満面の笑みに満ちたインセラの貌を見やった。
安易な“独断”は許されない。目の前の彼女たちが、盤面のどこに位置するのか。どの情報を差し出すことが、誰にとってどのような意味をもたらすのか――
(――違う! この盤面の全てを理解し、見通している存在が一人だけいる。そして私は、彼の“答え”を知っている!)
もし本当に、自分たちが懸命に手繰り寄せたと思っている真実すらも、「黒幕」に知ることを「許可」された範疇に過ぎないものであるなら……
(……それは、誰に知られても何の問題もない情報のはず)
「『魔力奔流』の発生地点には、物理的に侵入者を排除する『罠』がありましたが……現在はすべて解除されています」
リナは胸中の確信とともに、口を開いた。
「そして発生地点のうち、四地点では、『異形天魔の魔力波長を検知した場合、魔力奔流を引き起こす術式』が仕掛けられていました。術者は現在も、調査中です」
嘘はついていない。ただ、自分たちの推測を排除した、完全な事実のみを語っているだけだ。
「……ということはやはり、『魔力奔流』は『異形天魔』を隠すためのものだったのですね!」
インセラは幾重もの黄金の輪が刻まれた眸を輝かせた。
「はい、その認識で間違いないと思います。ただ、ご安心を。その術式は現在、無力化されています。つまり、次に『異形天魔』が目覚めたとしても、もう『魔力奔流』が発生することはありません」
事実から容易に導き出せる結論を、さも価値ある情報かのように恩着せがましく伝える。どこぞの「狂気」から学んだやり口だ。
「さすがはリナ様です! ……しかし、特定は急がねばなりません。『異形天魔』は“最も悍ましき存在”と予言される者。覚醒をほんの一瞬でも許してしまえば、どのような被害がスクルタスを……世界を襲うか見当もつきません!」
(“最も悍ましき存在”……?)
インセラの口から漏れたその言葉を、脳内で反芻する。
もし、ここまでの自分の推理がすべて正しいのならば……孤児院の『家族』の中には、その悍ましい存在が潜んでおり、それすらもアオイは封じ、守ろうとしている……
『抑えつけられた獣は、より凶暴になって噛みついてくるもんさ』
「英雄」が寂しげに落とした言葉が、重くのしかかる。
「天才」の選んだ行動は、「兄」としては正しいのかもしれない。だが、その歪な庇護は果たして、「世界」にとっても正しい選択なのか――
「――リナさーん!」
突如、張り詰めた思考を切り裂くように、聞こえるはずのない明るい声が背後から響き渡った。
ハッと振り返った視界に飛び込んできたのは、ふわりと金髪を揺らしながら無邪気な笑みを浮かべる少女――アリスの姿だった。
「ア、アリスちゃん!? な、なんで?」
動揺で思うように口が回らない。しかし、そんな困惑など意にも介さず、アリスは容赦なく自身の足元へ駆け寄り、ぎゅっと抱き着いてきた。
「ねぇ、早く遊ぼうよ!」
すぐ傍らに立つ「天使」の存在すら視界に入っていないかのように、アリスは先ほどと変わらぬ調子で遊びへと誘いかけてきた。
「……リナ様、そちらのお嬢様は一体……?」
インセラの静かな疑問の声が落ちた瞬間、リナは弾かれたように彼女へと視線を向けた。
アリスと「スクルタス孤児院」はすぐに結びつく。そして、「鑑定士」であるはずの自分と、孤児院の少女がこれほど親密であるのは、不自然極まりない。そこから、天界軍がすでにスクルタス孤児院へ目星を付けて動いていることまでは、容易に推測できる……
(アリスのことなんて、調べられれば一瞬でバレる……下手に隠す方が不自然。でも……)
いや、もう詰んでいる。
アリスがこの場に姿を現した時点で、インセラの眸は「スクルタス孤児院」を完全に捉えたと言っても過言ではない。
土壇場の最後の最後に……自分は運に見放されたのだ――
「――ねぇねぇ、リナさん。なんであの“おじさん”は、“おばさん”の後ろに隠れてるの?」
天真爛漫すぎる少女が、インセラの背後の何もない空間を指さしながら、純粋な好奇心を投げかけた。
「何言ってるの、アリスちゃん! 誰もいないわよ――」
「――ほう、どうやって私の存在に気づいた?」
リナの言葉を遮るように響いたのは、刺さるような低い掠れ声だった。直後、濃密な殺意が空間を満たすとともに、アリスの首元へ冷徹な刃が突きつけられる。
リナは息を呑み、刀身をたどって持ち主へと視線を這わせた。
白い装束に身を包んだ、銀髪の男。その背には、隠されることもなく「カラスのような黒い翼」が背負われていた。
「――『八咫烏』!?」
天界の暗部――「黄金の一族」の直属とされる影が、その刃の先端を幼い少女の首筋へと冷たく向けていた。
「刀を下ろしなさい。相手は子供ですよ」
インセラが温かな声音のまま、烏へと言葉を投げた。
「だが、この娘は――」
「――下ろせと言いましたよ、『ナガツキ』」
有無を言わせぬような、ひどく冷徹で威圧的な響きが空間を支配した。その声は間違いなく、目の前の最高位の天使から放たれていた。
銀髪の男――ナガツキと呼ばれた烏は、不服そうに眉をひそめながらも、緩やかな動作で刀を鞘へと納めた。
「お怪我はありませんでしたか、アリスちゃん。もう、大丈夫ですからね」
インセラはゆっくりとアリスへと歩み寄ると、目線を合わせるように優しく膝を折った。
「――うーんとね、あとは……あそこと、あそこと、あそこ!」
しかしアリスは、突きつけられていた冷徹な刃も、目の前に屈みこむ天使の慈愛も意に介さず、楽しそうに次々と物陰を指差していった。
その直後、彼女に指し示された影から、気配を殺していたはずの烏たちが、その姿を現していく。
「……どうして分かった?」
ナガツキが、アリスへと問いかけた。その冷たい瞳は、年端もいかない少女にいとも易々と隠密を見破られたことに対する動揺によるものか、わずかに震えていた。
そしてその問いは、そのままリナの疑問でもあった。
(“こいつら”の隠密は、私どころか、キョウカですら気づけないものなのに……)
リナは息を詰まらせたまま、アリスの横顔を見つめた。
「だって私、『かくれんぼ』得意だもん!」
だが返ってきたのは、無邪気で何の再現性も持たない、実に子供らしい答えだった。
「すごいね、アリスちゃん! それで、あなたはどこから来たのかな?」
インセラは温かく包み込むような雰囲気を纏いながら、少女へと問いかけた。
「うんうん、教えない! だって、“おばさん”、知らない人だもん!」
その幼い声が放たれた瞬間、空気が凍りついた。
冷や汗が頬を伝うのを感じながら、ゆっくりとインセラの表情を窺う。
……大丈夫そうだ、彼女の貌には先ほどと何ひとつ変わらない、満面の笑みが張り付いている。子供の戯言程度では、最高位の天使は怒ったりなどしない……はず。
闇に潜む烏たちが、細められた瞳でこちらを射抜いているような気もするが、きっと気のせいだろう。
「……大丈夫ですよ。“お姉さん”は、リナ様の知り合いですから」
「リナさんの知り合い……? それなら、話してもいいのかな?」
アリスは首をコクリと傾げた。その愛くるしい仕草を見ながら、インセラは優しく頷く。
「うん、分かった! アリスはね、『スクルタス孤児院』っていうところから来たんだよ」
無邪気に明かされたその名称に、インセラの眸がほんのわずかに細められた。
「そうですか! 『スクルタス孤児院』……なるほど」
インセラはゆったりとした動作で立ち上がった。
「……リナ様、その孤児院には何名ほど在籍しているのですか?」
投げかけられた問いに、リナは息を詰まらせた。
ここまで追い詰められてしまっては、もう隠し通す術はない。今、自身にできるささやかな抵抗は、問われたことに淡々と事実のみを答え、余計な情報は一切口にしないことだけだ。
「……50名程度の子供と、5名の職員が……」
「……なら、能力者は一人いるかどうか、ですね?」
インセラの双眸が、はっきりと目の前に立つ幼い能力者を見下ろした。
「……いえ、子供たちの中に5名います」
『天魔』として目覚める前の「天魔の種」と呼ばれる存在。その潜伏期間においては、ソレらは通常の「能力者」と見分けがつかない。
つまり、自分たちが追う『異形天魔』は、孤児院の能力者の少年少女、五人の中に潜んでいる可能性が極めて高い。
「五人……? あり得んな、明らかに比率がおかしい」
陰からナガツキが吐き捨てた。
「いえ、信用しますよ」
しかしその不審の声を意にも介さず、インセラはどこまでも朗らかな微笑みをたたえたままリナを見据えた。
「リナ様が、そんなすぐにバレるような嘘をつくわけがありませんものね」
百人に一人が能力者……今ばかりは、その比率を嘲笑うような孤児院の歪さに感謝するしかなかった。
「さあ、これからも共に邁進して参りましょう、リナ様……あなたが導き出した『答え』が、この世界を救う『光』になるのですから」
『スクルタス孤児院』という決定的なキーワードは、向こうに掌握されてしまった。だがその代わりに、こちらも「天魔対策課」と「八咫烏」が裏で繋がっているという情報を手に入れられた。
良くも悪くも、たった一人の純粋な少女の手によって、泥臭く繰り広げられていた腹の探り合いは、完全に蹂躙されてしまった。
「……ええ、尽力させていただきます。では、先を急ぐので」
リナはアリスの手をしっかりと掴むと、背中に這い上がってくる悪寒を押し殺し、軽く会釈してその場から逃げるように走り去った。
◇ ◇ ◆
無数の人々が行き交う賑やかな大通りの端で、リナはアリスの華奢な肩を強くつかんだ。
「アリスちゃん、どうして?」
彼女のねだっていた遊戯は、他の子供たちに押し付け……任せたはずだった。万が一、彼らの目を盗み一人で抜け出してきたのだとしても、自分に何かしらの連絡がくるはずである。
「だって、リナさんと遊びたいんだもん!」
(ダメだ、“話”にならない……)
邪気のないあまりに素直すぎる答えに、リナは胸の奥で大きなため息を吐いた。
「……とりあえず、私から離れないで」
せめて自分の視界から外れて迷子にならないよう、強く言い聞かせるように宣告する。するとアリスは、「はーい!」と弾むような返事を返した。
(……まずは、ショウ、ツクヨ、レイの誰かと接触するべきか)
先行して捜索を行っている三人が持つ情報が欲しい、というのはもちろんだが……
何より、ハルカが動いている可能性が極めて高い今、彼ら自身の身も安全とは言い切れない。アオイとシズカを探すにしても、手分けして闇雲に街を彷徨うのは、あまりにもリスクが大きすぎる。
「まずはレイたちと合流しましょう」
リナはアリスの小さな手を引き、雑踏の中へ当てのない一歩を踏み出した――
「――違うよ、レイちゃんは“あっち”だよ」
しかし次の瞬間、手のひらに微かな抵抗がかかった。
驚いて振り返ったリナの視線の先で、金髪の少女は一切の迷いなく、小さな指先をすっと一点へと向けた。探し求めている人物が、今この瞬間にどの場所にいるのか――そのすべてを視通しているかのように……
かくれんぼ
探す者が、隠れた者を見つけ出す伝統的な遊戯
陰に身を潜め、息を殺せ
微かな気配から、潜む者を晒せ
ただの子供の娯楽と侮るなかれ
闇の道を往く者、彼らを照らす正義の道を往く者
その両者に求められる真髄は、この遊戯にある




