第EX1話 なぜ魔法は7つしか使えないの?
※こちらは本編とは無関係の裏設定を垂れ流すオマケシナリオであり、読まなくても本編の理解度には何ら影響ありません。
また、熱い展開や話のオチなどもありません。完全に作者の自己満足です。
それでもオッケー! という方のみお読みくださいませ。
「ねぇねぇモヒちゃん、何で魔法って7つしか使えないの? もっといっぱい使えたら便利なのに」
『この世界においては、万物に『七曜』と呼ばれる概念が存在しているモヒ』
「『七曜』……? 曜日が関係してるの?」
『お前の世界では曜日の認識程度にしか使われてないだろうが、実際は七曜には、太陽・月光・火炎・水流・樹木・黄金・大地のそれぞれに、さまざまな概念を司る領域が存在しているモヒ』
「えっえっ? 急に抽象的過ぎてワケが分からないんだけど?」
『自分に魔力が存在することを強く意識し、それぞれの領域に魔力を注ぎ込むことで、異なる超常の力が発動するモヒ。それが魔法モヒ』
「へー、じゃあ、領域が7種類だから、使える魔法は1人につき7種類ってこと?」
『そういうことだモヒ。ついでに、前にも言ったが、発動する魔法は使用者の魔力属性によって異なるモヒ』
「私は属性が勇気だから、勇気の魔法少女なんだよね?」
『属性は他にも優雅、悲恋、憤怒などさまざまなものがあるが、1人につき1属性、使える魔法が7種類なのは変わらないモヒ』
「えー、憤怒の魔法少女とかヤだなぁ……私、勇気で本当によかった」
『ついでだから七曜についても説明しておくモヒ。七曜はそれぞれ異なった概念を司る領域で、行使される魔法にもその概念の影響が強く現れるモヒ』
「ふんふん、例えば?」
『太陽は、力や栄光を司る領域モヒ。発現する魔法は、太陽の勇気『クリスタルランサー』に代表されるように、相手を攻撃する魔法がほとんどだモヒ』
「太陽の勇気……何だか、かっこいいじゃん」
『月光は、守護や慈愛を司る領域モヒ。月光の勇気『ライトシールド』のように、自身や他者を守ったり、回復する魔法が発現しやすいモヒ』
「『ライトシールド』は超便利な魔法だけど、回復魔法も便利そうだね」
『火炎は、怒りや憎しみなどを司る領域モヒ。太陽と同様に相手を攻撃する魔法が多く発現する他、肉体を強化したり、火炎の勇気『セレスティアルソード』のように武器を生成する魔法も発現するモヒ』
「怒りや憎しみってマイナスのイメージあるけど、そういうのも司る領域があるんだね」
『プラスになるかマイナスになるかは自分次第モヒ。水流は、歪みや変化を司る領域モヒ。移動や変化に関する魔法が発現しやすく、水流の勇気『ホーリーワイプアウト』はまさに水流の領域を強く表した魔法モヒ』
「水は常に変化する、か……難しいね」
『樹木は、進化や成長を司る領域モヒ。強化魔法が発現しやすい領域だが、樹木の勇気『フラッシュジャンプ』のように一瞬だけ強力な効果を発動する魔法も存在するモヒ』
「はへ〜……樹でジャンプって不思議だけど、爆発的進化! って感じなのかな?」
『黄金は、魅力や知略を司る領域モヒ。黄金の勇気『ライアージャッジメント』と同様に、人の心理や頭脳に関わる魔法が発現しやすいモヒ』
「魅力……歌が上手くなる魔法も黄金の領域なのかな?」
『その通りモヒ。大地は、安定や不動を司る領域モヒ。生活に役立つ魔法が多く発現しやすく、その中でも大地の勇気『グロリアスロード』の使い勝手は、まさに大当たりの部類モヒ』
「へー……こうやってみると、勇気の魔法少女って、優秀なのかな?」
『魔王討伐の戦闘要員として、超優秀な部類モヒ。しかもお前は魔力量が並の魔獣では比較にならないレベルモヒ。本来なら魔王も片手で捻れるクラスになってないとおかしいモヒ』
「素材がいいからって、いきなり最強になって無双できたら苦労しないじゃん……努力不足なのは認めるけどさ」
『日々精進を怠るなモヒ』
「はぁい……ありがとね、モヒちゃん。またいろいろ教えてね!」




