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イノセントフラワー  作者: こじー
しおんの章
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力の代償

記憶が無くなった事に気付いた私とあんずは、記憶が無くなった原因に直ぐに気が付いた。


「記憶が無くなったのって絶対に『イリミネイト』が関係してるよね?」


「うん。そうじゃないとおかしいよ」


あんずは私が思っていた事と同じ事を考えていたらしい。


「気付いちゃったか。まぁでもここまで来れば気付くよね〜」


私達の前に突然ユーカリが現れた。


「ユーカリ。こうなる事を知ってて私達に『イリミネイト』と戦わせたの?」


私はユーカリに詰め寄った。ユーカリは驚く事無く笑って言った。


「あははは!!何言ってるの?戦いに勝ったら夢を叶えるんだよ?それくらいしてもらわないと困るよ〜。まさか何も犠牲無しで夢を叶えるって?笑わせなで欲しいな。一人は動かなくなった足を。一人は虐められないこと。一人は外に出る勇気を。この夢は君達がどう頑張っても自分達では叶えられなかった夢だよ?僕も理由があって記憶を取っているけど、まぁ、夢を叶えたかったら記憶を無くしてでも『イリミネイト』を倒してね〜」


「記憶を無くしたら意味ないじゃん!だって全部無くしたらしおん達の事も忘れるんでしょ!?」


「全部記憶を使い切ったら忘れるよ。何もかも。知り合いも、友達も、『イリミネイト』の事も」


「記憶を使い切ったら?」


私は疑問に思ってユーカリに聞いた。今のユーカリの言い方だと、記憶を無くさなくてもいい様聞こえた。


「そう。戦う時に記憶を無くさないで戦う方法はあるよ」


「その方法は何!?」


ユーカリの言葉にあんずは食い付いて聞いた。


「それは、新しく与えた力を使わなければいいんだよ」


「新しい力って、リリース・リコレクションのって言うやつ?」


「そう、あの力は記憶を犠牲にして新しい力を手に入れる魔法だから、使わなきゃ記憶を消費しなくていいよ」


ユーカリの言葉は少し希望を持たせている様に聞こえるがが実際は違う。何故なら、あの力を使わないと『イリミネイト』に勝てないからだ。


「でも、あの力を使わないと勝てないじゃん!」


私はユーカリに向かって叫んで言った。ユーカリは気にしてない風にさらっと言った。


「じゃあ、力を使わずに戦えばいいよ。勝てないで皆の夢を諦めるならそれでもいいんじゃない?まぁ、3人共後2回あの力を使えば全部の記憶が無くなると思っていいよ。敵が来るのも後2回だから、頑張ってね。あ、後戦いは今日だから準備しておいてね」


そう言い残して、ユーカリは消えた。その言葉を聞いて二人で絶望している時に何してるの?と先生が私達に声を掛けた。

残りの『イリミネイト』との戦いも後2回になり、終盤を迎えました!3人の記憶無くなるという事実を知った上での戦闘が次回あります。次回含めて楽しんで頂けたら嬉しいです!

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