レジスタ
レジーの淡い期待を裏切らない子。それがハッチ。
結局ハッチが一緒に探してくれることになった。
「ありがとうハッチ」
「どういたしまして。でもお礼は見つかってからね」
それもそうね、と顔を見合わせて笑う二人。
「ハハハハ」
「ウフフフフ」
「ハハハ、ハァ…どうやって探そう?」
「フフ…フゥ。ゥゥン……」
他にいい策も思いつかなかったハッチとレジーはとりあえず罠を仕掛けてみることにした。
箱の中に他のビット達を入れておびき寄せる作戦だ。
早速仕掛けてみる。少し離れた所から見守る二人。
どこからともなくビットが姿を現した。
「んっ」思わず声が出てしまうハッチ。
「シー」レジーに嗜められる。
箱に近付いたビット。中に居るビットを数度見る。
「行けっ」囁くハッチ
箱に手をかけるビット。
キョロキョロと周りを見回して、
見回して、
見回して、
どっかに行ってしまった。
「んー〜ダメかあ」
「あと少しだったね」
「あと少し、なにかいい方法ないかなぁ」
体育座りで思案するハッチ。
「あっ!!」
レジーがいきなり大きな声出すもんだからビックリして地面から2㎝浮き上がるハッチ
「いいの思いついた。こんなのどう?」
「え、ど、どんなの?」
「ウフフ、えーとねごにょごにょごにょ」
新しい罠で作戦第二弾にとりかかる。
レジーが取り出したのは、16に仕切られた細長い箱だった。
「えっ、それだけ?」
「うん。」
「え?」
「まぁ見てて」
少し離れたところから見守る二人。
サカサカサカサカ
ビットが姿を見せる。
少しだけ辺りを見回してから、
するりと箱の空いてる場所に入るビット。
ハッチが素早く箱ごと回収する。
「やったやー」
「すごい!ありがとうハッチ」
「ううん、レジーの作戦が良かったんだよー」
駆け寄って思わず抱き合ってグルグルする二人。
二周半したところで我に返り、バッと離れる。
「あっゴメン」
「ううん、コッチこそゴメン」
とにもかくにも、冗長性の確保は大成功!!




