俺?俺は部屋でいろいろやってるんだよいろいろ
いちいち豪華で仰々しい扉をいくつか抜けると、これまたびっくりするくらい大きいシャンデリアがぶらさがっている赤と金で彩られた広々とした部屋に出た。
ここが今回のパーティーのメイン会場となる。
随分と広いこと。船の中である必要性がよく分からないわね…と今回それを言っては元も子もないというようなことを思う。
自分がこんなきらびやかなところにいるのがひどく場違いに感じてしまい、始まる前から特に何をするというわけでもないが不安である…。
意味もなく首の鉄の輪を指でなぞる。
後ろをついてくる目が見えないという少女との間には特に会話もない。
彼女は目が見えないとのことであるがそれを疑ってしまうほど私が手助けをすることなんて無かった。
部屋の中央まで進み、振り返って彼女に説明する。
「ここが今回メインとなる会場よ。
主な部屋の色は赤と金。進行方向に向かって左右の壁にそれぞれ4つずつ、前のステージにそれよりも大きいものを1つ、あなたには用意してもらうわ。
この部屋の他には各ゲストルームに小さいものを1つずつとトイレ、廊下の花瓶に一輪ずつ、余裕があればデッキの方にも回したい…とのことよ。」
「詳しい説明をありがとうございます」
そういうと彼女は肩の力を抜き、大きく深呼吸して
「なんとなく…つかめてきました…」
と呟いた。
こんなことを聞くのは少々失礼な気もしたが、私とて仕事なので少し言わせてもらう。
「あなたは目が見えないとのことだけれど本当に大丈夫なのかしら?
あなたの花を扱う腕前は素晴らしいものだと聞いているけれど、このホールに合っていなきゃ少し辛いわ??」
そういうと彼女は黙りこんでしまった。
私に言われて傷ついた…というわけでもなさそうだけれど、居心地はあまりよくない。
「そうですね……。1つ、お願いをしてもよろしいでしょうか?」
「私に…?」
「ええ!」
私は目は見えませんが、その分他の感覚で補っているんですよ…と彼女は言い、続ける。
「リマさんが思う この部屋のイメージ を音楽で表して欲しいんです。」
今回短い…
どうしようかいろいろ迷ったんですよね…
何回か花園が続きそうです




