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頭と口がパイプで繋がっているので頭で生まれた文章が間髪いれずに口から出てくるんだよ、俺は

サーシャさんの言っていたことに対して俺ではよく分からないから補足説明をしてほしい…と思いリマに話そうと思ったが、いざ話そうと思うとこれが意外に難しい。

どう伝えたものかなぁ…と眉間にしわを寄せて考えこんでいるとリマが


「また……。最近あなたぼーっとしてる時間が多いわ?別に私には他に話すような人もいないし、私の言うことなんて誰も気にしないのに。もっとも、ご主人様が私がどう思うか気にしているなら話は別だけど。」


と俺を気づかうようにこんなことを言ってくれた。


リマの言うことも一理ある。

最近のお出かけの理由と成果を話させてもらおうではないか。

そう思って俺はシリリアの街でのことを最初から話し始めた。


ーーーーーー

ーーーー

ーー

ところどころサーシャさんには全く関係のない話(猫が空を飛ぶ鳥を捕まえようと屋根の上から飛んで植木鉢の中に落っこちていたことや子供の歌っていた変な歌のこととか……)もあったがリマは終始表情を変えることなく俺の話を聞いてくれた。


「それで、ご主人様は何が知りたいんです?」

「その、サーシャさんが言っていた‘私はヒトの出だ’ということとサーシャさんの両親、そしてサーシャさんがどうやら ヒト になってしまうのもそう遠くはない話…ということに俺は引っかかりを覚えている。

両親がヒト…ということと、サーシャさんは目が見えないのにヒトにされてしまうということ、ここら辺俺にはイマイチピンとこないんだが、リマは俺に分かるように説明できたりしないか??」


「ご主人様は話をするのが結構苦手ですよね…論旨だって説明するのが苦手なように思われます」…と何気ない感じに呟くリマのセリフが俺の心にダイレクトに(結構)響いた。

うーーん…と今度はリマの方が眉間にしわを寄せて考えこみ始めた。


「…まず…ですね、‘両親がヒト’というのがどういうことはご主人様は気になっているということですか?」

「そうだ。例え両親が‘ヒト’だとしてもその子供には何の罪もないはずだ。実際、サーシャさんは現在ヒトではない。しかしあの言い方だとサーシャさんの親がヒトであることとサーシャさんがヒトになりそうなことは無関係であると思えない。」


生まれてくる子供までこの世界は区別しているということなのだろうか…?

そうであるならば俺はいよいよこの世界に馴染める気がしない。


「ご主人様…いえ、普通の方は縁のない世界ですからご存知ないでしょうが、国家主導の制度ですから仕組みはものすごく厳格に決まっているのです。」

「その制度とやらを教えてくれないか。」

「これからそれをお話しするんです、ご主人様…」


「私の話を最後まで聞いてください…」とリマに言われて少ししゅんとなる。


「ご主人様はこの国の人類の数ははここ数年、どうなってると思いますか?」

「ええと、それってつまり人口の増減?」

「ええ、そうです。人間もヒトも含めて…という意味で‘人類’という言葉を使わさせていただきました。」


考えてみたこともなかった……。

リマに新しい観点からの質問を投げかけられ、俺は戸惑ってしまう。

果たしてこの世界の人口はどうなっているのだろう。

戦争もなく食べ物や飲み水には困らず医療技術がとても発達している一方、家計に見合わない家族構成は家族全員の破滅を意味する。

いわゆるヒト一歩手前の貧困層では子供の数が多いとは思えないし、かといってそれより上の層も皆気を緩めずに夫婦共々働いているはずだ。

夫婦共々働かなくてもお金に余裕があり、時間的精神的にも余裕がある家庭でないと子供はそう多くないはずだ…。

そのような家庭がこの世界でどれくらいあるのか…。平和でのどかな街を見ているとそんなに少なくはないと思うが…。




「答えは出ましたか?ご主人様。」

リマがウンウンと唸りながら悩んでる俺を少し楽しそうに眺めている。

言いながらどんどん修正かけてく感じの……

この主人公、口癖きっと「あーっとんと、えっと、」みたいな感じですよ絶対

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