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空から降ってきているのは誰かの涙かもしれない。だってここは異世界だから。


んなわけないわ…どっからどう見ても凝固して落ちてきた水だわ…



サーシャさんのところへでも行こうかな、と思ったが今日はどうやら雨が降っているらしい。

ここ3日くらいサーシャさんのところへ行っていないのでそろそろ行きたかったのだが残念だ。

一度「今日はこうしよう!」と思ってその気になったのに、事が予定通りに進めることができないとなんだか1日やる気が出なくてついダラダラ(いつもダラダラしてるんだけどそれ以上に…)してしまう。

ひっきりなしに雨が降り続いてる外を窓際に椅子を持って行って窓の枠に肘をついて間抜けな顔眺める。

雨は本来あまり好きではないが、この世界に来て初めての雨だったのかなんだか少し懐かしさを感じてしまった。

いや、まだ分からない…なんていったって“異世界”だからな。もしかしたらあの雨はものすごく甘いかもしれない…なんて、そんなことを考えてみてすぐ馬鹿馬鹿しくなってやめた。


この世界と俺が元いた世界はとても似てる。

いや、もちろん違うところだって多い。

しかしそれにしても似ている点が多すぎる。

一つ一つあげて行ったらキリが無い…。

知恵を持つ生命体なら誰しもがこのような世界を作り上げるのだろうか。

国があって、そこに暮らす人々がいて、国家があって、統治される人々がいる。

昔学校の授業で国家がなんたるか…を述べた思想家のことを勉強したなぁと思い出す。

彼らの思想は様々で、ある者は「人々を統治するには強い怪物のような統治者が必要。国家というものが必要」と言ったし、「国家はあったら便利」だの「国家なんていらない。人々は統治されなくたって仲良く出来る」だの言った人もいたらしい。

しかし彼らの生きていた時代から数百年後、俺の知る限りで「国家」の無い国は無かったはずだ。(まあそりゃ‘国’ですし…?しかし国がない地域なんてサハラ砂漠とその他人が住んでいないような所だったはずだ。)

結局、行きつくところは誰かがみんなをまとめあげて作られる“国家の下の平和”なのだ。

平和はきっと誰もが望むものだ。(例外が無いとは言い切れないが…)

しかしその平和を守るため、その平和を多数の人が享受できるようにするために誰かが犠牲になるのは許されることなのだろうか。

そこが俺の元いた世界との違いだ。

俺の元いた世界では、表だって誰かのために誰かが犠牲になるなんてこと無かった。

少なくとも、国家容認…では無かった。

しかしこの世界はどうだろう。

国家がそれを推奨している。

この世界の人がやりたいことも分かる。どちらの方針も長所短所があるということは分かる。

だが俺は長所短所以前にこの世界のやり方が間違っていると思ってしまう。

その根拠を突き詰めると元いた世界で構築された“常識”にたどり着くため、俺の考えはこの世界の人々には無いもので理解してもらうもの難しいんだろう。

俺がこの世界の一員になるためには、この世界の常識を持つようになることが必須だろう。

しかし常識を知っているのと常識が染み付いているのは違う。俺が常識を持つ…と言えるようになるためには、常識が染み込まないといけないと思う。

果たして俺にそんなことができるのか…と考えてしまう。

今まで自分を構築してきた常識をとっぱらって完全に新しいものにする…ならまだいけたかもしれない。俺に今求められているのは、常識を差し替えることだ。

大本の部分はそのままに、ある特定の部分だけ入れ替える…、、、。

そんなことが果たしてうまくいくの「…ご主人様…」だろうか。それってつまり俺が少しず「ご主人様…?」つ内側から変わっていってしまうということだろう?そうなった時、俺は一体


「「ご主人サマ!!!!!!」」


「ぉぉぉぉ!!!?!?」


肩を掴まれ、正面から大声でリマに呼ばれた。

突然のことで思わず変な声をだしてしまった…。


「ど、どうしたんだ?」

「外から声をかけても返事なさらなかったので何かあったのかと……。部屋に入ったら何か心あらずという感じだったので声をかけてみましたが何も反応が無く…。てっきり具合が悪いのかと……。」

「あ、声かけてくれてたんだ…ごめん…気づかなかった…」


「何も無いならそれでいいの」と呟くリマ。


「そういえば何か口調変わった…?」

「ご主人サマと話す時に使うのにふさわしいものに…」


他のメイドたちに教育を受けたのだろう…。

たどたどしい感じの敬語に俺は何だか少し落ち着かない。


「別にそんなのいいんだけどなぁ……」

「それは…命令…?」


「ならありがたくそうさせていただきますご主人サマ」とリマは言った後「あ、でも他のメイドたちの前ではそれは勘弁してほしいわ…」とぼそっと呟いた。


「リマ。」

「何でしょうご主人サマ」

「一つ気になっていたんだが…」


せっかくの機会なので前、サーシャさんが前呟いていたことをリマに聞いてみようと思う。

リマはこの世界のことをとても淡々と客観的に話してくれるからそういう意味ではとても良い話相手なのだ。


途中のところは主人公だって正確には覚えてないじゃろわははは…って感じで私の曖昧な知識がはみ出しております。

自身が文系なので多分主人公も文系。

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