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すれ違いセラミックス8

※性的表現あり

7月に入った。


すっかり夏だ。



祐人と駅で再会してから1年経った。



今日は華の金曜日、さらに七夕なのだが……




「真太こぼす、缶隅っこに置くな」


「おー」



何故かこの男がいる。



「てかマジでお前ら夫婦関係大丈夫なん」


いつも通りつまみをつまみながら缶を煽る俺ら。



「よゆー。今日はママ友たちと子供たちと七夕パーティーなんだとー。世の中の夫婦こんなもんじゃねーの?」


「世の中の夫婦しらねーけど」


「まぁたぶん俺がそんな嫁子供に執着してないんだろーな。子供は可愛いし大事に思ってるけど、付き合おーって言われて付き合って、別れる理由もないから続いて、結婚しよーって言われて結婚した、みたいな感じだから」


「なんか寂しいな……」


「その顔やめてくれ。惨めになる。いやまあだから祐人が羨ましい。めちゃくちゃ隼人のこと好きじゃん。そんな風にめっちゃ好きってなってみたいもん」


「でもまあいるよな、そういう人間って。人によって感情のもともとの深い浅いってあるから、そこが合致してないと関係続かねぇ気がする。」


「俺の場合嫁も同じ感じなんだろーなだから続いてる。てかなんか、なんから隼人と祐人の方が良い夫婦感ある。夫婦してるよなふたりって」


「まじで?そうみえるなら嬉しいわ。ね、あなた?うふふ」


「きめぇ」



いつものようにくだらない会話をしていると、祐人のスマホがなって、祐人は廊下に出ていった。



すぐに戻ってきた。



「なんか店のコーヒーマシンが不具合で、バイトの子から助けて欲しいって言われたからちょっとみてくるわ。」


「おー、気をつけてな」


玄関までついていく。


「すぐ戻るから」


「おう、鍵閉めとくわ。」


「さんきゅ。…真太ぁ!隼人に変なことすんなよー!」


ドアの前からリビングに向かって叫んでから、祐人はでていった。



リビングにもどると真太はさきいかをかじりながらニヨニヨ笑っていた。


「めっちゃ夫婦じゃん、やべーうける。」


「うるせ」


クッションチェアに座って酒を流し込む。



「なんで付き合わねーの?」


「………付き合ったら、友達じゃなくなるだろ」


「は????ん??それはまぁそう。恋人になるな」


「………」


「……え???で?だから???」



「関係壊れんの、怖くね?」


真太が眉間に皺を寄せて、

わけわからない、という顔をしてきた。


なにがわかんねーんだよ

わかれよ


「いや、お前ら今もう夫婦じゃん??付き合ったとこで対して変わらんくね?関係壊れるの怖いってなに……隼人の思考のが怖いわ……」


いやなにいってんの

わけわかんねー



「隼人、俺はさ、さっき話してたあれだけど、感情が多分薄いんだよね。泣くほど好き!とかそういう感情がわかないからさ、その分、そういうくらい好きな人がいるなら、幸せになって欲しいなぁとか思うわけよ。何様って感じだけど。隼人も祐人も俺の大事な友達だから、幸せでいて欲しいわけ」


知ってた、真太は馬鹿だけど、すごくいい奴だって。

知ってた。



「たぶん祐人にこんな話したらまた、隼人を急かすなー、とか、俺は今のままで幸せだから余計なお世話だーとか言われるだろうけど、隼人だって祐人のこと好きなんだろ?」




それは……







……………………そう。




わかってる。

わかってるんだよ、そこの気持ちはもう、自覚してる。





「祐人にちゃんと伝えないと、気持ちすれ違っちゃってんじゃん、お互いの気持ちしっかり繋がれよ。」




すれ違ってるよな


俺たちはずっとすれ違ってた




「そしたら今よりもっと幸せなんじゃないの?知らんけど。てかほとんど生活とか距離感は変わらないと思うけど」



変わらないか……



今のまま、心のすれ違いだけが、繋がるだけ



それは……いいな




俺がいつまでも怖いと思ってしまうのは


俺が好きだと言って、1度


おわってるから。


関係の終わりを経験してるから。





だけど……





俺は、キッチンの水切りマットの上にある、茶碗を見た。


パステルカラーのような水色と、同じ色調の黄緑の茶碗。



一緒に作った茶碗だ。



祐人の誕生日に作って、1ヶ月半後に、仕上がった茶碗をとりにいって、今は毎日使ってる。



「でしゃばってごめんな」


「いや、いい。ありがとな。真太は良い奴だな」


「知ってる、てか今更?ずっと良い奴だよ俺は」










(祐人)



真太がまた余計なこと言ったんかな。


隼人は真太が飲みに来た七夕の日からなんとなくときどき何かを考えてる気がする。


気のせいかもしれんけど




今日は土曜日、午前中に二人で買い物に行って、食材や日用品やもろもろ買ってきた。



隼人がチャーハン作ってくれるって言ったから、クッションチェアに座って待ってる。



トン…トン…トン…と、ゆっくり野菜を切る音が愛しい。



クッションに背中を押し当てるように背中をぐっと反らせて後ろにいる隼人をみる。




「はーやとー、次の土曜、そこの海、海開きなんだってさー」


料理をしている隼人の後ろ姿に話しかける。



「へー」


「いかね?」


「海?」


隼人が振り向いてこっちをみた。


「海」


少し俺を見て黙ったあと、また前を見て料理を続けた。



「え?なんか言って…」


「考える」


「海行こってそんな難しい話じゃないだろ……」


何を考えるんだよ


「隼人さー、先週真太にまたなんか余計なこと言われてない?」


「……いや?」



すげー間があったぞ今。



また早く付き合えとか急かしてきたんじゃねーの。




「気にすんなよ?とりあえず海いこ、パーッと遊びに行こーぜ」



「パーッと遊びに行くって、徒歩で行ける海じゃねーか。」


「へへっ、明日にでもさ、イオンかどっかで海パン買ってきて、来週の日曜に海行こーぜ」


「まぁ…いいけど」


「よっしゃー」



トン…トン…トン…


ゆっくりだなーははは






。。。。。。。。


(隼人)




「すげーあちぃ、海日和じゃん」


「あちぃ…」


二人で海までトコトコ歩いていく。


イオンで海パンを買った時に百均にも寄って、防水のスマホショルダーを買った。


持ち物はスマホと小銭。


海パンの上にTシャツだけ着て歩いてきた。



アラサー男二人で海行ってなにすんだよ。

楽しいのか?って思ってたけど


暑すぎて今すぐ海に飛び込みたい。


早く泳ぎたい。



「海で泳ぐとか10年以上ぶりだわ」


「だな、てか高校の遠泳以来」


「それな」






なんだかんだで、海についたらついたで

はしゃいでしまうのが人間である。




「「うぇええええい」」


二人で海の中に走っていく






「ふぅぅぅう、気持ちいー!」


「しょぺぇ!」


「ははは」




普通に楽しいわー


やっぱ男たるもの心は少年であれ




「うぇーーーい」


ざっばざっばと水をたてて祐人にぶっかける


「おーいやめろって…おらぁぁぁあ」


「うぉーー」





砂浜走ったり、泳いだり、水かけあったり、


かなり遊んだ。



「祐人ー、トイレいきてえ」


「おー、トイレあっちだったな」



一緒に建物のサイドにあるトイレに向かって、


トイレに入る通路手前の日陰にあるベンチに祐人が座った。



「俺のここで待ってるなー」


「ん」


通路を奥に入っていく。






トイレからでて、通路の向こうをみると、祐人の背中がみえた。




そっちにむかって歩きだそうと思って思わず足を止めた。



知らない女の人が祐人に近付いて、肩に触れて、横に座った。




なんか心臓がザワザワする


少しずつそーっと声が聞こえるくらいまで近付く。


たぶん俺怪しい。





「えー、逆ナン?はは、ごめん、俺好きな人いるからさ。絶賛口説き中。その人、傷つけたり裏切ることは絶対したくないから。俺その人がいないともう無理だからさ。


…俺の人生に必要な人なの。」



心臓がギュッとなった。


体が熱くなるのがわかった。


祐人の言葉が体の奥の奥まで響いてくる。


真っ直ぐ真っ直ぐ、はいってくる。




俺はずっと、必要とされたかった



「あいつのこと、すげーー好きなの」



おれは、ずっと愛されたかった




祐人がニカッと、わらって、すげー好きなの、って言った声が、顔が…


ああ、どうしよう…



「えー逆ナンしただけなのにすごい惚気けられたんだけどぉ、ふふふっ」


「へへっ、そういうことだから」



女の子が、バイバーイと高い声を上げて去っていく。




心臓が速く鳴っているのと、体温があがっているのをバレないように


自然な感じで

座っている祐人の頭の上から、声をかけた



「祐人、お待たせ」


祐人は頭をそらすように上を向いて、俺を見てニコッと笑った


「おう、おかえり」



その笑顔が、また胸を高鳴らせた。



今すぐ、抱きしめたい…。


恋人みたいに、触りたい。


恋人みたいに、触られたい。



思わず少し目を逸らしてしまった。




「どした?つか、焼けた?なんか顔赤いな。」



「っ、」


祐人が手を伸ばして俺の頬をぺたりとさわった


「ちょっと熱い?大丈夫か?」


「…平気、」


…もっと触って


俺も、祐人に触りたい…



「そか、かき氷でも食ってそろそろ帰るかー」











帰宅して、交代でシャワーをする。



俺は先にシャワーを済ませて、

床に座って、扇風機で頭を乾かす。



ボーーっとしていると、祐人がでてきて後ろから抱きしめてきた。



ドキッとする。


よくあることなのに…




「はぁ〜楽しかったけどやっぱ家が落ち着くなー」






…変わらないなら、今のままで、何も困らないと思ってた。


だけど、先に進まないと、できないことがあった。



今のままじゃだめだ。





「祐人」


「んー」



俺を後ろから抱きしめて、俺の肩に顎を乗せている祐人。


抱きしめている手は俺の腹あたりにあった。


その手てに、自分の手を重ねた



「俺たちさ、ずっと…すれ違ってきたよな」


「ん?」


「高校の時、俺はお前を好きで、お前はそうじゃなかった。

大人になって再開して、お前は俺を好きになってくれて、でも俺は、友達としか、みて…なかった。すれちがってきた」


「あー、はは、そうだな」



「お前は今、俺の事、恋愛として好き、なんだよな?」


「ああ…んー…いや」


え?


「いや、恋愛じゃない」



ドクッ

心臓がギュッと掴まれたように痛い



また



また、すれ違ってしまうのか




「恋愛、って、恋に愛じゃん?恋じゃない。愛だけだな。愛。

恋なんて苦しいって昔言ったろ、

伝えても伝えなくても、叶わなきゃ辛いだけだって


俺、全然つらくないの。


隼人がそばにいてくれたら、幸せ

隼人が笑っててくれたら、幸せ

隼人が俺の事みてくれたら、幸せ

隼人が俺の事友達だと思って好きでいてくれたら、幸せ。


でっけー愛だろ?はは


そりゃもちろん、同じ意味での好きをお前が俺にくれたら、きっともっと、とんでもなく幸せなんだろうけどな、はははっ」



っ…


「…きだ…」


「え?」


「すきだ。…もう、…もうすれちがいたくない!」



おれはずっと…愛されたかった

必要とされたかった

愛したかった



「すきだ!好きだよ!くそっ…」


涙が溢れてくる。


とまらない。



ずっと


必要とされたかった


愛されたかった


愛したかった


特別になりたかった



祐人は、全部くれた。


俺を必要としてくれた


俺を愛してくれた


祐人のことを愛させてくれた



隼人だけ、隼人だから、隼人じゃなきゃだめ、

そう、何度も、何度も


笑ってくれた





「隼人…こっち向いて」



体をうごかして、向かい合う。



祐人は、とびきり嬉しそうででもどこか泣きそうな、そんな顔をしていた。



祐人に抱きしめられる。


抱きしめられるのは初めてじゃない、


だけど、この感覚は初めてだ


全部包まれてるみたいで

溶け合ってるみたいで

通じあってる気がする




なんで俺泣いてんだよ…



「祐人、っ、祐人、好きだ、もうすれ違いたくないっ、好きだ、好きっ、」



溢れてくる、ずっと想って、

祐人への想いが、溢れてくる


祐人がくれたものが、体中に満ちている。



「好きっ…」


「うん。…うん。」



「お前っ、ずりぃんだよ…ずりいよ…」


俺の事、ずっと真っ直ぐ、真っ直ぐ…



「祐人に、触りたいっ…触られたい…ずっと一緒にいたいっ………………俺、祐人のこと好きだけど、もう俺ら、おわったりしないよな?」


「するわけねーだろ、二度と離れてやんねーよ」


祐人の腕に力が入った。


ぎゅぅぅっと強く抱きしめられる。




「へへっ、てか俺もう、祐人の飯ないと生きてけねーから」




。。。。。。。。。



(祐人)


「へへっ、てか俺もう、祐人の飯ないと生きてけねーから」


そういって俺の腕の中から顔をだして、俺をみた


涙を流す、笑顔の隼人



たまらなく、幸せで、愛しくて


胸がいっぱいになる…




「胃袋掴んでよかった、ははっ」



笑顔で言って見せたけど、俺も泣きそうだった。




「…隼人……キス、していい?」




隼人は、小さく頷いた。



俺たちはお互いに顔を寄せ合い、


唇を重ねた。














あのあと俺らは昼ごはんを食べて、

片付けて

座って

キスをして

抱き合って

テレビ見たり

ゲームしたり

抱き合ったり

キスをしたり


ただ穏やかに、時間を過ごした。



。。。。。。。。。


(隼人)


「海から帰ってきてシャワーしたし風呂今日もういいよな?」


「おー、ちゃんとシャンプーで頭洗ったし」


「んじゃ今日ははやく布団に入ろーぜ、んでイチャイチャしよ」


「っ…」



イチャイチャって…なにすんだよ


サラーっと涼しい顔して言ってるけど…



「夜飯はトマト缶のパスタにしよ」





。。。。。。。。。


(祐人)




「パスタんめぇ」


「いっぱいお食べよし」


「後でアイス食お」


「もちのろん」



俺が作ったパスタを美味しい美味しいといつものように食べた隼人。



食器や鍋を片付けたあと、一緒にポッキンアイスを食べる。



やべぇ…俺は中学生か?ポッキンアイス食べてる隼人がエロく見えてきた…


意識しすぎなー俺。


いやいや、がっついちゃダメだ。


なにも準備してないし、

いや、やり方は調べた。調べた上で何も物は準備してない。

ローションとか必須じゃん。


隼人のペースに合わせよう。


今までだってそうしてきた。




「祐人、食わねーの?アイス溶けるぞ」


「食う食う」







歯磨きをして、いつもならテレビ見たりゲームしたり少しリビングで過ごすところだが、

今日はそのまま布団に向かった。



布団の上に向かい合ってすわる。


電気は寝る時仕様でコダマだが、しばらく経っているので、目が慣れた。

隼人がはっきり見えてる。


隼人はなぜか正座で、少しソワソワしている。




「隼人、なにしたい?」


「は?」


「隼人がしたいこと、したい」


隼人は俯いてモジモジと足を少し動かしたあと


俺を見て、両手を伸ばした


「はぐ…」


くぅぅぅう可愛い






「ん」



俺は脚を開いて少し膝を曲げてのばし、

その間に隼人を座らせ、

はやとの足を自分の太ももにのせた。


それから隼人の腰をぎゅっと自分に引き寄せる。


隼人は俺の首元から手を後ろに伸ばし、

きゅっと俺の頭を抱えた。


隼人の胸に自分の頭がうまる。



「んー…隼人あったけぇな」



ははっ、心臓バクバクいってる。





長いすれ違いを経てるからか、

抱き合っているだけなのに、すごく、すごく満たされてる気がして、

しばらく抱き合って黙っていた。




先に声を出したのは隼人


「祐人は…他にしたいことないの」




いやいやいや

ありますとも



でも隼人のペースに合わせたい…



「んー…もっと隼人に触りたいけど、隼人のペースに合わせたい」



そう言うと、隼人は俺の頭を少し解放して、


俺の頬を両手で挟んで自分の顔の方を向けた。



「嫌だったら、嫌っていう。…祐人のしたいこともしたい」



その顔は反則だろ…




隼人の腰をググッと自分の腹に押し付けて、


隼人にキスをする。



今日何度かキスをしたけど、どれも唇を触れさせるだけのキスだった。


それとは違う、深いキスをする。


唇の角度を変えて、少し離れて、また口付ける。


「ん」


と隼人の声が漏れる。


隼人が息を吸おうと唇の隙間を開けた瞬間、

その中に舌を割り込ませる。


「はっ…ん…」



くっそ…

声エロっ…




下半身がゾクゾクする。




長いキスをして、

唇をゆっくり離す。



「はぁっ…はぁ…」



隼人は荒く息を吐きながら、蕩けたような顔をしてボーッと俺を見ている。



「隼人、服脱いで」



脱いで、と言いながら、自分で脱がせにいく。


隼人の服の裾をつかんでうえにあげると、


隼人は素直にバンザイの姿勢をした。


そのまま服を抜き取り、その辺に投げた。



自分もシャツを脱いで、

また、隼人をギュッと抱きしめる。



隼人も俺の頭を抱えた。


隼人の心臓がドクドクドクドクと早く大きく動いてるのが聞こえる。



素肌と素肌が触れ合う感覚がたまらない。


あたたかい。


鼓動が溶け合うみたいだ。





隼人の固くなったモノが俺の腹に当たっている。



「隼人…」



隼人を足から降りるように促して、仰向けで寝転んだ隼人のうえに跨る。




左肘は隼人の顔の横について、右手で隼人の横腹をなでながら、隼人に覆い被さるようにしてキスをする。



へその辺を触ると、隼人の腰がピクっとはねた。



キスしていた唇を離し、首元に移動する。


右手はたえず横腹やへそまわりを撫でながら、


隼人の首筋にキスをして、甘噛みをして、

鎖骨に移動して、肌を吸い上げる。



「あっ…ふぁ」



膝を隼人の足の間に割り込ませて、隼人のソレをゆるく刺激する。


男でもこんな風に声が出るんだな。




「っ、ん」




一度両方の手のひらを隼人の顔の横について腕をのばし、隼人の顔を眺める。




隼人は声を我慢しようとしてるのか、少し横を向いて目を閉じて、下唇を噛んでいた。



右手で隼人の頬をつつむと、

隼人は目を開けてゆっくりこっちをみた。


隼人の頬を包んだまま、親指だけ動かして隼人の唇を撫でる。

唇の間に親指をいれると、噛んでいた下唇を離した。



半端にあいてる口に、親指をそのまま少し奥まで入れる



「え、あ…ぅあ」



親指に隼人のぬれた舌の感触。

少し指を動かすと、舌がピクピクと動く。



もれでる声がエロい。


舌の動きと感触がたまらない。


隼人の涙目がこっちをみてる。


下半身がゾクゾクする。


頭がぼーっとしてくる。



「うう、お」



祐人、と呼んだのだろうか



1度指を離すと、隼人がはぁはぁと息をしながら涙目で俺を見つめた。



一度冷静になって、といっても、頭はまともにはたらいてないのだが、


なんとかしぼりだした


「わるい…いやだったか…?」


自分も息が切れていて、興奮してるんだとわかる。



隼人はふるふると首を横にふった。



隼人が俺の右手を自分の手でつかむと、

そのまま



「っ」



俺の手を、隼人のモノに触れさせた。



「…触って欲しいの?」




隼人がまた下唇を少し噛んで、こくんと頷いた。



「はっ…可愛すぎ…」




俺のソレももうガチガチだ。



隼人のパンツをぐっと下におろす。


隼人は脱がせやすいように少し腰を浮かせた。


一度体を起こして自分のパンツを素早く脱ぎ捨てて

もう一度隼人に覆い被さる。


熱く大きく硬くなっているモノ同士が触れ合う。



「はっ…これっ…やばっ…」



隼人のソレと自分のソレをぴったりくっつけて、

一緒にこする。


上下に手をゆるゆると動かす



「ふぅっ、はっ…」



こうして、隼人の顔を見ながらできるのがすごく嬉しい。


欲に負けて、何度か隼人のを触ったけどずっと後ろからだった。


正面を向き合って、隼人の顔を見ながら、

一緒に気持ちよくなってる。


すげぇ幸せ。



隼人はキュッと目を閉じて横を向いていたが、



「…隼人…好きだ…隼人」



俺がそういうと、ゆっくりこっちをみてくれた。


「お、俺も…好き」



ああ、



「好きだ…」




上下に動かしていた手の速度をはやめる。



「っ、あっ、あっ」


隼人の声と自分の欲が高まっていく。




「あっ…イクッ」


「ゆ、と…あっ、」



ぴゅっぴゅっ、とふたりのモノが白濁の液体を吐き出す。


隼人の腹が濡れる。


ビクビクとしばらく動いてたソレが落ち着いてから、

手を離して、


布団の上の方にあるティッシュに手を伸ばし、隼人の腹を拭いた。



ティッシュをゴミ箱に投げて、


隼人の横に仰向けに倒れた。



「はぁーー……」




しばらく余韻に浸ってお互い黙っていたが


ふと横を見たら、隼人も同じタイミングでこっちを見て

思わず笑った



「ははっ」


笑ってからまたお互い天井をみた。


「なー祐人」


「んー?」


「…祐人は、俺の事、抱きてーの?」


「はははっ、そりゃあね。抱きたいね。でも隼人が嫌ならしねーよ。逆がいいなら逆でもいいし」


「まじで…」


「ああ、そりゃ抱きたいけどね。隼人の嫌なことはしたくねーし、けどまぁ出来るなら繋がりたいとは思ってるから、隼人がいれるほうがいいっていうならそれでもいい」


「…まじか…」


「なんにしても焦らなくていいって、なんたって俺は12月に告って7月まで返事を待った男だからな。」


「なんかごめん…」


「はははっ、いいって、待った甲斐があった。隼人のペースに合わせるって言ったけど、隼人が嫌だって言ってももう離れる気だけはねーから覚悟してろよ」


「………………ありがとな。…祐人、俺も好きだよ」





俺らは手を繋いで、額を寄せ合い、目を閉じた。










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