雨の中の君
俺は街のあちこちを探した。何十分、何時間も。
俺は何もかなたのこと知らない、いや、聞いていなかった。何もかも俺のせいだ…。
俺の目から大量の涙が滝のように流れてきた。
雨も、涙もやみもしないのに…。
「かなたーーーーー!!!!!!
どこだ!ごめん、俺が悪かった、だから
俺を許してくれ」
俺はあの時変だったんだ。何かに取り憑かれたように…。
「かなた…」
ふと前を見たら、1本の道に足跡ができていた
これの後を追えということだろうか
不思議に思いながら俺は足跡を追った
数分走ると、行ったことのない場所に着いた
長年この街にいる俺でも知らない場所だ
そこには洞窟があった、不気味と思えるほど薄暗く、少し寒気がする
「ここの先にかなたがいるんだな
けど、もうあとには戻れない気がする…」
この先に進むとここにはもう戻れない
けど俺は、俺は、俺は!
「かなたーー!!!!」
かなたに謝りたい
かなたに許してもらいたい
かなたに会いたい
俺は、かなたが”大好きだ”
1番大事にしたい、守りたい、幸せにしたい
『俺にはかなたが必要なんだ!』
奥からかなたの泣いている声がする
それは寂しそうな、辛そうな声で泣いている
俺がかなたを悲しませてどうするんだっ!
見つけた、そしてごめんね、 ”かなた”
全力で走り、俺はかなたに抱きついた
「かなた ゛!ごめん ゛!俺が悪かった ゛!
かなたのことが大事なのにあんなことをして嫌なことをさせてしまって、本当に悪いと思っているッ ゛」
俺は泣きながらかなたに向けて、思いをぶつけた
「もう絶対離さない、かなたを泣かせたりしない
かなた、俺と、付き合ってくれ!」
俺は全てをかなたにぶつけ終えた
「りくと…僕こそごめんね…
僕を助けてくれたり、名前をつけてくれたり、たくさんしてもらったのに…」
かなたは、少し怯えていた
身体を震わせながら泣いていた
「こんな僕でも、一緒にいてくれる?」
かなたは俺の目を見てそう言った
「当たり前だろッ!俺はかなたのことが大好きだ!
これからも、ずっと」
かなたが抱き返してきた
「これから、たくさん迷惑かけちゃうけど、
よろしくお願いします///」
かなたは照れくさそうにしていた
「さあ家に帰ろうか」
そっとかなたの手を握る
「そうだね!」
俺とかなたは手を繋ぎながら家に帰った




