第4話
道路標識に貫かれた宇津田、標識が壁に突き刺さって動けなくなる。
宇津田、手足を動かして喚く。
宇津田「痛ってえええええええぇぇっ!?!?」
傷付いた宇津田を見て、愛園が激昂。
真顔で大男に飛びかかる。
愛園「あたしのトミオ君に何するの」
愛園、シガーカッターで大男の右手首を切断する。
大男、飛び退きながら驚く。
大男「おおっ!? なんだコイツ! とんでもねえスピードだなっ!」
愛園、シガーカッターを分解して二刀流になる。
その状態で次々と斬撃を繰り出し、さらなる切断を狙う。
大男、愛園の頭を掴んで床に叩き付ける。
凄まじい威力で床が崩落し、愛園が下の階へと落下する。
大男、仁王立ちで愛園を見下ろす。
大男「隙だらけだ。人を殺し慣れているようだが、俺には効かんぜ」
愛園「えへへ……そうかな?」
大男「あ?」
大男、怪訝そうにする。
次の瞬間、宇津田が背後から大男を道路標識で貫く。
標識のポール部分が胸から飛び出し、血が噴き出す。
宇津田、吐き捨てるように罵倒する。
宇津田「お返しだ、ボケ」
大男「この……野郎……ッ!!」
大男、目を見開く。
愛園、嬉しそうに跳躍する。
愛園「トミオ君、ナイス! いっくよー!」
大男「!!」
愛園、シガーカッターを合体させて、大男の首を切断する。
生首が宙を舞い、崩落した床から下の階へと転がり落ちる。
胴体が血を噴き出して崩れ落ちる。
愛園、嬉しそうに宇津田に抱き着く。
愛園「やったー! 愛の共同作業だねっ」
宇津田「勘違いすんな! 成り行きで共闘しただけだ!」
愛園「えー、照れちゃってー」
大男「クソッタレが……殺されるなんて予想外だぜ」
倒れた大男の胴体が、悪態をつきながら起き上がる。
宇津田と愛園、驚愕する。
宇津田、愛園「!?」
大男の胴体、首の断面から燃える骸骨の頭部がせり出してくる。
骸骨の頭部、ニヤリと笑って告げる。
大男「お前達……合格だ」
骸骨の頭部、口から毒ガスを吐き出す。
それを吸った宇津田と愛園、意識を失って倒れる。




