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あいつらいつのまに⁉︎てか、別れてから妊娠発覚って…どうすんだよ⁉︎そこからはじまる復讐劇⁉︎  作者: 猫の集会


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4/10

チョコレートケーキ

 秀…

 

 どうすんだろ…

 

 知佳子ちゃんは、ルンルンで教室へと向かって行った。

 

「あ、おすー。ユウター」

 

 …

 

「秀…おまえ…どうすん…」

 

 ヤバ…

 

 口止めされてたんだった。

 

「あれ?もしかしてユウタこの前、店の前通った?うちの」

 

 …

 

「いや、通らないよ」

「ほんとは、みたんだろ?どうすっかなぁ。まだどっちにするか迷ってんだよ。ユウタみたんなら、教えてくれよ。どっちがよかった?とりあえず見た目」

 

 …

 

 え、喫茶店で修羅場迎えたの?

 

 てか、美華と知佳子ちゃん迷ってんのかよ⁉︎

 

 そもそも見た目重視⁈

 

 でも、秀…

 

 二人が同時妊娠してるってことは、まだ知らないんだよな…。

 

 びっくりするだろうな…。

 

 知佳子ちゃんも妊娠となると…

 

 二人同時妊娠だから、美華も知佳子ちゃんも心強いんだろうけど…

 

 でも、知佳子ちゃん浮かれすぎっていうか…

 

 なんか…考えが浅くないか?

 

 これから一生のことが決まるんだぞ?

 

 そんな簡単に…おままごとじゃないってのにさ…

 

 そして、それがオレにも関係してくるなんてな…。

 

 オレが父親になるなんてな…

 

 ほんの数ヶ月前までは、進路どうしようとか、そんな感じだったけど…

 

 ってかさ、進路…

 

 呑気に大学行ってる場合じゃないな。

 

 働かなきゃじゃん‼︎

 

 そうだよ‼︎

 

 オレの人生もいきなりかわるのか‼︎

 

 そっか。そうだよな。

 

 え、待って…

 

 そしたら、さ…

 

 オレと美華って、これから一緒に住むの⁉︎

 

 どこで…どうやって…

 

 一週間考えさせてって言ったけど、これはもう…一人じゃ考えられないレベルじゃないか。

 

 …

 

 オレは、美華の部屋に行った。

 

 そして、これから美華も知佳子ちゃんもどうしたいのか、どうするつもりなのか、聞いてみることにした。

 

 美華は、もちろん…幸せになりたいよと、目を輝かせていた。

 

 そうなんだけど…

 

 …

 

 

 うん。

 

 秀のしたことは、許せない。

 でも、もし美華が言ったとおり、美華が秀のあまり記憶がないときに、その…

 

 そんなことになっていたんだとすると…

 

 秀は、被害者…なのか?

 

 美華は、ずっとオレと両思いだと思っていたけど…

 

 オレは、ずっと美華にとったら…

 

 秀の代わりにすぎない?

 

 でも、オレは美華を好きだし…守りたい。

 

 知らない間に、裏切られていたのか…それとも、違う意味でオレが美華の心のよりどこりになっていたのか…

 

 オレは、正直…

 

 ショックだったけど…

 

 でも、どうであれ美華がオレを選んでくれたのだから、だから…

 

「美華、一週間後の返事期待してていいからね」

「えっ⁉︎ほんと?そんなこと言われると張り切っちゃうなぁ」

「いや、張り切るなって。安静にしてくれよ。心配になるから」

「えー?ユウタって、そんなに過保護だっけ?」

「まぁな。」

「ふふ、じゃあ一週間後ね」

「あぁ、一週間後。」

 

 

 知佳子ちゃんは、どうするつもりもこうするつもりも、聞くまでもないな。

 

 秀と結婚するんだろうな。

 

 秀も、知佳子ちゃんのこと大好きっぽいし…。

 

 だけど、なんで秀は…美華と知佳子ちゃん迷ってるって言ったんだろう?

 

 秀は、記憶があいまいだったらしいけど…実は、そんなことなかったり⁉︎

 

 

 でも、もうオレは決めたんだ‼︎

 

 秀がいまさらなにを言っても、オレが美華と結婚する‼︎

 

 最高の父親になってやるんだ‼︎

 

 

 そして一週間後、オレは美華のお望み通りに、結婚の約束をした。

 

 バレンタインの日に。

 

 そして、キスをしたんだ。

 

 オレは…はじめてだったけど、美華は…

 

 そのことは、考えるのよそう…。

 

 その日、チョコレートケーキをもらったんだけど、びっくりするほどに、美味しかった。

 隠し味が、素晴らしい。

 なにが入っているかは、わからないけど、とても絶品だった。

 

 あんまり美味しすぎて、美華を抱きしめたくなった。

 

 美華の気持ちが、このチョコレートケーキに詰まっているんだ。

 

 美華に会いたい‼︎

 

 さっき忙しいからお店戻るって美華は、言った。

 

 でも、会いたい‼︎

 

 そう思って、美華のもとに向かおうとしたけど…

 

 忙しいんだもんな…

 

 からだだって、大変だし…

 

 バレンタインが落ち着いたら、両親にきちんと話さないとだな。

 

 自分の親と、美華のご両親に…

 

 

 …

 

 やっぱり今日は、帰るか。

 

 クルッとユーターンすると、

「あ、ユウター‼︎」

 向こうから秀が嬉しそうに手を振ってきた。

 

「秀…」

 

 …

 

「なぁなぁ、くった?美華のくったんか?あ?どう?どうよ?どうだった?くったんだろ?」

 

 …

 

 くったとは…

 

「なんだよ、いきなり」

「くったんかなぁってさ。オレもくったし。うまいよな⁉︎な?」

 

 …

 

 秀…

 

 記憶…あいまいじゃなかったのかよ?

 

 うまかったって…

 

 相性がいいから知佳子ちゃんと悩んでるってこと⁉︎

 

 …

 

 聞きたくなかったよ…

 

 そんなことさ…

 

 

 続く。

 

 

 

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