終焉
うわぁ、凄くさぼってしまった。
でも、更新ペースは上がらない・・きっと。
「うわぁぁあぁぁぁぁぁぁぁ。」魔族の悲鳴が響き渡る。
「うるさい!」詩織が言う。
「貴様達!」
「はい?」理沙が言う
「魔族を封印できる存在か!」
「えぇ、間違ってないですよ。」理沙が答える。
「それは、我の懸念も同時に委託出来るのか?」
「あー、対価次第?」理沙が言う。
「ふははは、この状態の我に対価を望むか。」魔族の影が言う。
「おとなしく消えろ。」詩織が言う。
「ふははは、我を抑えられるのか?」魔族が言う。
「くらえ!」詩織が魔族にデコピンを見舞う!
「ぐわああああああ。」魔族の影が悲鳴を上げる。
「今すぐ、滅してやろうか?」
詩織の言葉に、魔族が答える。
「すみませんでした、御前のお力の前に平に、平に~。」魔族の影がその場でひれ伏す。
「理沙、面倒くさいから、ここで消そう!」詩織が構えながら言う。
「理沙姉、私も同意!」真紀も何かの陣を発動しながら言う。
「理沙姉、私も同意する、今すぐ消そう!」涼音も言う。
「と、言う事だから、おとなしく消えて。」理沙がにっこり微笑んで目の前の魔族に言う。
「お待ちください!」魔族が土下座して言う。
「おや?」
「理沙姉!」
「おほほ、一応聞いてあげましょう。」
「おぉ、感謝する!」
「で、どんな御用?」理沙がニコニコしながら問う。
「アモナの魂を救ってくれないか。」
「ん?」
「アモナは、影になる能力は持っていない。
「あぁ、黒龍様の力で、魂まで霧散しましたね。」真紀が面倒くさそうに言う。
「その魂を、集めて救ってくれないだろうか。」魔族の影が言う。
「ん~。」真紀が難しそうな顔をして言う。
「結論から言うと。」
「結論から言うと?」魔族が反芻する。
「無理。」蘇生関係のエキスパートの真紀が言う。
「なぜだ!」魔族が言う。
「貴方のように、魂が残っていれば蘇生は可能。」真紀が言う。
「その通りだ!」魔族が言う。
「でも、アモナは、魂まで消滅させられた。」真紀が続ける。
「っ!」
「肉体の再生は可能、でも、そこに魂は再生できない。」真紀が無表情に言う。
「では、我の魂を対価にする。」魔族の影が言う。
「つまり?」
「我の命で、アモナを救ってやってはくれないか?」
「真紀、可能なの?」理沙が真紀に聞く。
「ん~。 微妙、やれって言われればやるけど、結果は保証しない。」
「どの位の確率?」理沙が言う。
「5%?」
「おいおい、其れ成功しないよね?」
「95%失敗。」
「かまわん、いずれにしても我は死ぬ。」
「おぉ。」
「たとえ5%でも、助かる確率があるのであれば、やってくれ!」
「だってさ、真紀。」理沙が言う。
「ふぅ、涼音、手伝って。」
「はい、真紀姉。」
「あたしに魔力を供給して。」
「はい、真紀姉。」
「かなり吸われるから覚悟して。」
「解った。」
「行くよ。」真紀が目の前の影に魔力を送る。
「ぐわぁ、すごい勢いで吸われる!」涼音が魔力の減少を感じて言う。
「もう少し。」真紀が真剣な目で目の前の一点を見つめる。
「何かが集まってる?」詩織が呟く。
「おぉ、おぉぉ。」魔族がそこを見て声を上げる。
そこに、アモナだった者の魂と思われるものが集まって、アモナの姿を作り始めた。
「くっ!」真紀が苦しそうな表情で、更に魔力を送る。
「いやぁ、無理無理無理!」涼音が悲鳴を上げる。
「もう少しだけ、頑張れ!」真紀が言う。
「お父様!」アモナの姿をしたそれが言葉を発する。
「おぉ、我愛おしきアモナよ。」魔族の影がそこに行ってアモナの手を取ろうとする。
アモナの姿をしたそれも魔族の影に近づいて、手を差し伸べる。
二人の手が触れ合う・・・
事はなかった。
それは同時に起こった。
魔族の影が消えた。
それしか表現ができない。
一瞬で消滅した。
そして、アモナの姿をしたそれも一瞬で消えた。
膝をつく、真紀と涼音。
「はぁ、はぁ、やっぱり駄目だったか。」
「はぁ、はぁ、真紀姉はちゃんとやったよ。」
「はぁ、はぁ、そうかな?」
「はぁ、はぁ、うん。」
「ふぅ、ごめんね。」真紀が、もうそこには居ない魔族に向かって言う。
「帰ろう。」理沙が言う。
「うん。」真紀が言う。
涼音たちは道楽亭に向かった。




