決戦3
なんか作者も知らない方向に転がっている^^;
涼音はその刹那「隠形」を発動した。
ハイベルトは鈴音の姿を見失う。
「す、涼音殿」ハイベルトが不安を感じ、声に出す。
「はいはい。ここにいますよ。」
認識できないが、すぐ傍から声が聞こえる。
「今のうちに直接攻撃が可能な所まで移動するよ。」
その声と同時に涼音の存在が彼の二つの存在の近くまで移動する。
ハイベルトは「ふっ」っと笑いながらその影を追った。
時間は少し戻る。
理沙は真紀が張ったであろう「護壁」の中で防御魔法を唱えて真紀の極大魔法を耐えていた。
真紀の「護壁」は詩織も守っていたが、詩織は自ら作成した盾で「真紀」の放った極大魔法を耐えた。
「むぅ。」詩織が言う。「お仕置き決定!」
「あはは。真紀災難!」と笑いながら、理沙が中心の二つの影に飛ぶ。
詩織もそれに負けない速さでそれに続いた。
真紀は自分の放った極大魔法の効果を感じ取る。
「レジストした?」
しかしにやりと笑うと、「そう来なくっちゃね。」と言って中心に飛んだ。
シャイナは一瞬の躊躇いの後、意を決して真紀を追った。
極大魔法の影響で中心の影は動きが止まっていた。
「今だよね。」
涼音が聖魔法の上位魔法を発動する。
真紀はその魔法に上書きを唱える。
同時に理沙は浄化を伴う爆炎魔法を唱え、詩織は理沙の魔法に錬成した爆炎を纏わせた。
不死の魔王と不死の王女の間に極大魔法を超えた魔法が発動する。
「キュワーーーーン」金属が擦れるような音と共に魔法が発動する。
眩い光が周囲を包む。
闇に捕らわれし者を開放する聖魔法の発動を目の当たりにして、涼音は半分安堵しながら目を開けた。
しかし、目の前には不死の魔王と不死の王女が存在していた。
「なんで?」
しかし理沙は「王女」の顔を間近で見て驚愕の声を上げる。
「く、久美子!」
その声に真紀が反応する。
「久美子?なんで、何であんたがそこにいるの?」
不死の王女は、真紀の方に真紀と同じ顔を向けると無表情に言う。
「イチャ駄目ナノ?」
「アンタハ其処ニイルノニ、私ハイチャダメナノ?」
涼音はその名前に驚愕した。
「久美子・・さん?」
「久美子さんって、真紀姉の双子の?」
「交通事故で16歳で他界した、真紀姉と同じ能力を持っていた人?」
「なんで?」
不死の王女はその虚ろな瞳を涼音に向ける。
「ナンデ?」
「ソウ、ナンデ?私ハ命ヲ失ッツタノニ、何デ貴方達ダケ生キテイルノ?」
「私ダッテ生キタカッタ!」
「同ジ姉妹ナノニ、何故、私ハ死ンデ真紀ハ生キテイルノ?」
「私モ其処ニイタイ!」
「ダカラ、一生懸命繋イダノニ、何ガイケナイノ?」
久美子の死亡原因を変えました。
不治の病。。 えぇ、治療出来ちゃいますね。。
僧侶系のエキスパート二人もいれば。




