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第21話 国王と事情

初感想を頂きました。ありがとうございます(゜ロ゜;ノ)ノ


国王意外とピーです(*´-`)

今アキとフィアは王城の応接室へ通され

クリスティア団長の説明を受けている。



「王城内は自分達だけで動かないように


それと当たり前だが城内は抜刀も魔法の使用も限られた場合しか許されていないのでやめてくれよ?



まぁ楽にして待っていてくれ

一時間程で王の今日の執務も終わる筈だ。」



団長は軽食でも運ばせると言って部屋から出ていった。



「さて、フィア。

シオナ達に迷惑をかけないように来たが。

向こうはこっちを利用したい様だな」



「そうですね。


国王がどんな人物なのかは分かりませんが

クリスティア団長の言葉を信じるなら…

大丈夫でしょうが。

私には判断しかねます。」



フィアはまだ少し気持ち悪いのか言葉に力がないが状況は掴めているようだ。



「そうなんだよなぁ…


だけど本当に賢いのかバカなのか分からん!

普通に考えれば全部知っていて放置していてたなら悪手なんだよな。


ただそれだってフィアについて何処まで掴んでいるのかで話が全く変わってくるんだよ


エルフが囚われているのは知っているが王族とは知らないそれなら今回の対応は全部理解出来るし

俺的には最善の手なんだけど…」



そうして二人が話していると扉が開き声が響いた。



「こっちにも色々と事情があってな」


二人が声の主に目をやるとそこには

気だるそうに王位の証、王冠を手の上で遊ばせながら話す男がいた。


それを見てアキは。

「あんたが国王か?」



「いかにも。

余がクラディ王国、国王アステリオン=クリスティである。


本当はもっと長ったらしい名前だが

公式の場でもないしいいだろう」


等と一国の王にしては軽い発言である。


もっともアキはそんなことよりも気になることが。


「クリスティ?


ってことは案内してくれた団長は王族か?」


「おう、俺の娘だ!!

美人だっただろう?手だすなよ?」


アキの質問に国王はおどけながら答えた。


王族のしかも姫が団長って…

この国王といい姫といいこの国、自由すぎるだろ。

型破り過ぎる国王やらにため息をつきながらアキはたずねた。


「はぁ…それで結局、今回俺達はどうなるんだ?」


「それについてだがな…


今回の一件は本当に済まなかった。

…そして礼を言う。」



国王はそう言い頭をフィアに下げた。



「おいおい、一国の王がそんなに簡単に

頭を下げていいもんなのか??」


「問題ない。

誰にでもほいほいと下げるつもりはないが

今回、アルスフィア殿…

いや、アルスフィア王女殿下には下げねばならん。


王女殿下が伯爵の別荘に捕らえらた最初は王族とは知らずエルフとの争いを避けるためにもすぐに救出する予定だった。


だが調べるとエルフの国の王女が行方知らずになり伯爵に囚われているエルフの特徴が王女と一致した為、救出に踏み切れなかった…


むしろここで頭を下げねば

この国に未来はないと思っている。」



頭を上げてこちらを見ながら話す国王に

先程までのおどけた態度はなく。

その顔は一国を守る者の顔つきだった。



「よく分からんな。

王族だから踏み切れなかったって、普通なら逆じゃないのか?


エルフの国へ知られれば戦争だろう?」



「あの伯爵はこの国の中では強硬派の一派でな

寄り親である公爵と共に資源豊かなエルフの国を攻めるべきだと前から主張していたんだ。


そこへ王女救出の動きを察知されて王族とバレては逆に王女の身が危ない。

そればかりか王女を人質にエルフの国への宣戦布告を行う危険性すらあった…




そうやって足踏みしている間に伯爵が王女を裏のルートに売り行方が掴めなくなってしまった…


そしてやっと王女を見つけて救出と言う時に

この事件が起きた。」



国王の説明を聞いたアキは話の内容には一応は納得していた。

だが…



「だが強硬派だの戦争だのは、それはあんた達の都合だろう?


それにその公爵だ伯爵だと抑えるのはあんたの国王としての責任だろう。

それを出来ていない事を棚に上げてフィアの救出を行わなかった事の言い訳に使うんじゃねえ。」


辛辣な言葉だった。

アキにしてみれば全てが言い訳に聞こえた。


実際は国王と言えども貴族を全員従わせたり

国内の情勢を全て把握して舵取りを行うなど

出来る事では無いのも、普段の冷静なアキならば理解出来ただろう。


でも今回の件でアキは少なからずこの国に不快感を抱いておりその事からかなり意見が強いものへなっているのだった。




「そうだな、言い訳のしようも無いほどの正論だ


本当に申し訳ない。」



アキの辛辣な言葉を受けても国王は怒ることもせずに、もう一度深く頭を下げるのだった…



すると黙って話を聞いていたフィアが



「御主人さま私は構いません。


アステリオン国王、頭をあげてください

貴方の判断は王族としては理解出来ます

私が同じ立場でもそうするでしょう。


ですから貴方の事を恨むことはしません。


ですが、この件はしっかりと決着を付けていただきます。

その結果をもって私への謝罪として受け取ります」



そう言ったフィアの声は凛としており

確固とした意思を感じさせるものだった。



「いいのか?フィア」


「はい、それに私は申しましたよ??

御主人様に出逢い幸せだと」


そう笑いながらフィアは言っていた。



「なら俺はなにも言わん。

あとはアステリオン国王あんたに任せる」



二人のやり取りを静かに聞いていた国王は一言



「感謝する…」


そう言っていた。






さてさてアキさんは少しご立腹でしたがフィアのお陰でクラディ王国は存続となりましたm(。≧Д≦。)m

誤字脱字指摘をいただき一部修正しました。

指摘ありがとうございました(´・ω・`)


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