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第9話 霊薬と母

少しだけ真面目?な話になります。



二人がアキに対して色々と諦める事を決めてから30分程経った頃、部屋の扉をノックする音が響いた。


「マスター失礼します。

先程の金塊の鑑定が終了しました。」


そう男性の声が聞こえ男性が盆の上に羊皮紙と革袋を載せたものを持ち入室をしてきた。


「そうか、それで合計でどれくらいになったんだ?」


ガイズに聞かれた男性が羊皮紙を渡す。。




鑑定結果。。


品 金塊


純度 99、9%


重量 180㎏


鑑定金額


3億6千万イェン

1g=2000イェン換算


羊皮紙にはそう書かれていた。


ガイズはそれを確認して革袋を受けとり職員へ。


「ご苦労、下がっていいぞ」


「はい、失礼します。

あとマスター、買い取りでギルド内の金貨以上はほぼ無くなってしまったので本部へ要請をお願いします、袋の中も王貨幣が1枚しか無かったので他は金貨になります。」



「わかった、こちらで対応する。」


「お願いします。それでは」


男性が報告を終わらせて出ていきガイズが話し出す。


「アキ、買い取りは合計3億6千万イェンだ。

ここから3億引いて6千万がお前の物だ。」


ガイズは袋から王貨幣と金貨20枚を抜き残りを羊皮紙とアキに渡した。


「ありがとうございます。金塊で足りてよかったです」


アキは安心しながら袋を受けとる。



するとガイズが難しい顔をしながらアキに

「それとアキに頼みがある。」



「なんでしょう?」



ガイズは自分の机に向かい先程の王貨幣とは違う王貨を引き出しから抜きアキに頭を下げながら



「すまないが俺にエリクサーを譲って欲しい、本来エリクサーは競売にかけられて5億イェン近く値があがる…足りない分の金は必ず作る。。

譲ってもらえないか?」



いきなり頭を下げられ困惑したが、その様子をみてアキは何かあると思い


「ガイズさんは何故そこまでして霊薬が必要なんですか?正直これを使わなければならない状態には見えませんが?」


アキとてこの世界の標準は分からないが霊薬の価値は知っている。


この霊薬を一舐めすれば爛れた皮膚も強力な毒も消え、一口飲めば欠けた四肢すらもどり。

一瓶使えば死んだばかりなら死者の蘇生すら可能である。


目的くらいは聞きたくなる。



「妻が強力な魔素病にかかっている。

医者からはもって三月ほどと言われた。」



それを聞きシオナは声を荒げ


「そんなの聞いてませんよ!?

母さんの魔素病は軽いけど治るのに少し時間がかかるだけだって言ってたじゃない!!」





「母さんからお前には言うなと言われていた。

言えば仕事もせず付きっきりで看病するだろ?


小さな時から施設で苦労してきたお前がいつも楽しそうに仕事を頑張って居るのを見るのが好きだから言わないでくれと…」




シオナは泣いていた。

母の想いに父の苦悩に自分が気付けなかったのが辛くて、母が居なくなるかもしれないと思うだけで胸が苦しくなり涙が溢れてくる。。


自分にはなにが出来るのか…

そしてアキに向かい口を開く




「アキさん私からもお願いします。

厚かましいお願いなのは分かっていますが霊薬を譲ってください、足りないお金の分は私を奴隷として買ってください…

一生お仕えします、命令には全て従いますからお願いします。」



シオナはそう言いながら床に額を擦り付けアキに懇願していた。



「シオナさんまずは座って下さい。

貴方にそんなことをされると涙がでそうです。」



アキは本当に泣きそうな声でそう言いながらシオナをソファーへ座らせた。



そしてアキは二人を見ながら静かに話始めた

「お二人にまず言っておきます。

別に僕は勇者でも聖人でもありません、人助けに喜びも感じたりしません。」




アキの言葉に二人は肩を落とす。

そしてアキは続けて



「ですが、知り合いやまして関係を持った人を悲しませたり泣かせたりするつもりもありません。


霊薬は二人に譲ります。

奴隷にもならなくていいです!

シオナさんには最初からお金はあるから必要ないと言ったはずですけどね。」




アキはいたずらっ子の様に笑いながらシオナに霊薬を渡す。

シオナは受け取りながらアキの言葉を思い出したのか少し泣きながらも頬を膨らませながら…


「だって物の桁が違いすぎてそんな風に思いませんよ!…でも。。。

ありがといございます。」


そう笑っていた。



「俺からも礼を言う。

本当にありがとう、そして君に攻撃したことを心より謝罪する。

申し訳なかった。」


ガイズはそういいまた深く頭を下げた。



「いいです。

早くお母さんに飲ませてあげてください」



「はい!!」



シオナは霊薬を握りしめながら扉に向かい立ち上がり、去り側にアキの耳元で…



「でもアキさんがして欲しいなら私が何でもしてあげますからね♪」


そう艶のある声で囁いて行った。






あーリア充野郎め…

少しくらいアキを不幸にしようか。。なーんて( ´_ゝ`)

これからもアキはリア充満載でいきます。


次話は奴隷を出そうかな??



お読み頂きありがとうございます(゜ロ゜;ノ)ノ

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