表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/41

事件の真相

ラーデル村でのプラムとの戦いから数日が経った。


エルリンは倒れた村人達を屋敷に集め、目を覚ました人の世話をしていた。


「大変なことに巻き込まれちゃったな・・」

エルリンは小さくつぶやいた。


村人達は何が起きたかもわからず、人形化されてからの記憶が全く無かった。

エルフの女性がなぜここにいるのかすら疑問に思われていた。

ただ、少女が村にいた記憶は残っていた。


エルリンが村人達から聞いた話では、太陽神のハイプリーストがこの村に来る理由は、村長がこの村の豊作を祈願する為に、年に一度祈願に来てもらっているらしい。

それが、今年はハイプリーストが来れなくなったとの連絡が入った。

原因は魔物軍との戦争である。この村もシュトラーダ王国領内なので影響が出ているとのことだった。

そこへこの事件が起きた。

ただ、気になるのが、事件が起きる前に村長が行方不明になっていることだ。


「当てにしていた、ハイプリーストも来ないか・・・」


エルリンは気になって村を調べることにした。

まずは村長の家に行き、足跡を探した。

家をくまなく調べると、気になるものを見つけた。


狂いの神の紋章


「まさか・・・」


村長の自室を調査すると隠し部屋を見つけた。

そこに入ると驚くべき光景を目にした。


儀式の跡。


「魔神を召喚した跡?村長がプラムを・・・?」


もう一つ、目についた物があった。隠し部屋の壁に旗が飾ってあり、ゼルギア帝国の国旗であった。

ゼルギア帝国はシュトラーダ王国と敵対しており、何度も小競り合いを起こしている。

人族同士で争っている場合ではない現状で何十年も友好関係になれずにいる。


今回の事件は、ゼルギアの工作部隊だった村長が辺境の村を舞台に魔神召喚で混乱を起こそうとしたのだろう。


「なんて・・・愚かなの」


次の日、エルリンは村人に真相を話さず、ラーデル村を後にした。


村人から感謝の言葉を貰えた事が、エルリンにとって唯一の救いとなった。


「皆さん、無事で良かった、お元気で・・」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ