↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
9/27

6 牢獄と胡桃の殻~消された自分

挿絵(By みてみん)


ハムレット(トン子)

この世界の理不尽な弓矢に耐えて生きるのが高潔なのか、

それとも、絶え間ない苦しみの波に立ち向かい、

自ら終わらせるのがいいのか?


……


死んだとしても、

死の眠りのなかで、どんな夢をみるのかわからない。

それが本当に恐ろしい。


要は生きていても死んだ後も、どうにもならない!!

救いはない!


だってもう、存在しちゃってる時点でアウトじゃん!!



……



挿絵(By みてみん)


放課後の合唱の練習の前に、

トン子の姿が見えないのに気付いた瑠菜。

はっとした瑠菜は、屋上へ走っていく。


屋上では

トン子が、柵から校庭を見下ろしている。


トン子(心の中)

別に自殺したいとか、そんなんじゃないけど


謎の声

what is 't to leave betimes?

今死ぬには早い


トン子

??


瑠菜が屋上のドアを開けてはいってくる


瑠菜

ちょっと!!


トン子

ああ、ごめん心配かけて。

自分でもなにがなんだかわからないの。

分かっては貰えないと思うけれど、

もう生きていくのに疲れてしまって、

ていいうか、どう自分を保っていけばいいのか、

わからないの。


瑠菜

to be or not to be…

生きていても死んでからも、救いはない



トン子

in the sleep of death

what dreams may comes …


ううっ

でもね、なんかもう存在すら消えそうなのよ。

だから墓穴を掘ったら入りたい。


瑠菜

でたなハムレット!!

それ多分、日本語としては

言葉の使い方違ってるけどね。


トン子

胡桃の殻にはいりたい


瑠菜

宇宙を支配するか??


トン子

本当に入りたい

教室は、私にとっては牢獄だわ。


瑠菜

要はあのクラスの雰囲気がだめなんだよ。


トン子

そんなんで、こんなになるかしら

やっぱり私は甘えているのかしら?


瑠菜

そんなことはないよ。ほら、

アレルギーみたいなものじゃない?

人によって、だめなものってあるよ。

演鶴子のことが苦手だよね。

演鶴子アレルギーなんだよきっと。


トン子

あの人は美人だし何でもできて、

クラスのリーダーで人気者よ。

でもね、

なんかね、わからないけど

あの人を見るだけでも

あーゾワゾワ

助けて、瑠菜!!


瑠菜

うーん、なるほどね




この物語はフィクションです。登場人物はすべて架空の人物です。

無断転載などは禁止します。

内容は随時変わる可能性があります。

この作品はアメーバブログでも公開しています。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。