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好きって、いえない  作者: 燃え燃えきゅん
本題
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9/18

死にたがり病に効くもの


死にたがり病には、効くものがあった。



自分のお金が増えると、少し消えた。

毒親と距離ができると、少し消えた。

自立に向かっていると、少し消えた。

外で、親じゃない関係が出来ると、少し消えた。


その中のひとつが、恋愛だった。

消えたり、逆に、強くなったり、大変だった。



逆に言えば、

死にたがり病が出る時は、

家に引き戻されそうになっている時だった。



親といる環境で、死にたがっていた。




相澤莉奈は、そんな郁子の事情を、

半分だけ知っていた。



半分だけ、というのは、

郁子が半分しか話せなかったからだ。



全部話せたら、

もっと楽だったのかもしれない。



でも、あまりに重過ぎて、

せっかく出来た友達が切られるのが

嫌で言葉にならなかった。



環境が、落ち着かない。

=死にたい。



死にたいにはいろんな理由や事情が

あるけれど、

そんなあなただから生き抜かなければならない事を

この時はまだ知らなかった。














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