表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『辺境伯一家の領地繁栄記』第二章:スキル育成記~最強双子、成長中~  作者: 鈴白理人
今日もアクアオッジ家は平和です

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/34

⑬新たなスキル

 窓のない廊下がゆっくりとしたカーブを描き始める。薄暗い灯りなのとカーブのせいで、人の視線はどうしてもその先、その先へと向かってしまう。認知の欲求に基づくものなのだが──

 巧妙に隠された()()()差し掛かったとき、視覚では全く気付けなかった。

 

 通り過ぎようとしたとき、いきなりメリルのスキルがピコンピコンと鳴る。


 えっ、と思い立ち止まると、ウィルフレッドと王子とソルが同じ表情になった。彼らもピコンしたに違いない。


 ウィルがじっとメリルのほうを見て言う。

「メリル……なんかした?」

 

 心当たりが全くないメリルが首を傾げる。

「なんだろ、分かんないや。それより、なんでわたしが原因って思ったの?」

「いや……」その先は、メリルにしか聞こえない声で──

「精霊がさ……"次のステップに進んだみたいね"……だって……」




「……王子、スキルがどうなったのか見てもらえませんか……?」

 なぜか小声でお願いするメリル。薄暗いからといって、ヒソヒソ話す必要はないのだが。


「あ、ああ……」

 メリルの顔が近くてうろたえる王子。自分のスキルもピコンピコンしたので気になっていた。


 王子の左目が光り出し、目の中に魔法陣が浮かび上がる。


アンドリュー・エルドレッド・ラザナキア

  ┗【鑑定スキル】

    ├─【スキル鑑定 Lv9↑】(LvUP!)

    ├─【真名鑑定 Lv8】

    ├─【真贋鑑定 Lv6】

    ├─【種族鑑定 Lv5】

    ├─【性別鑑定 Lv5】

    ├─【感覚鋭敏 Lv3】

    ├─【強制採取 Lv3】

    ├─【毒耐性 Lv3】

    ├─【魔力感知 Lv1】 New!)

    └─【古代生物の依代 Lv-】


ソロモン・ラファラ

  ┗【隠密スキル】

    ├─【暗殺技術 Lv10 MAX】

    ├─【毒無効 Lv-】

    ├─【麻痺無効 Lv-】

    ├─【混乱無効 Lv-】

    ├─【魅了無効 Lv-】

    ├─【強制睡眠無効 Lv-】

    ├─【身体強化 Lv10 MAX】

    ├─【影入 Lv10 MAX】

    ├─【言霊強化 Lv10 MAX】

    ├─【魔力感知 Lv1】(New!)

    └─【永遠の忠誠 Lv-】


ウィルフレッド・アクアオッジ

  ┗【全精霊スキル】

    ├─【全精霊王の愛し子 Lv-】

    ├─【魔力感知 Lv1】(New!) 

    └─【双子の絆 Lv-】


メリル・アクアオッジ

  ┗【全魔法スキル】

    ├─【火魔法 Lv10 MAX】

    ├─【水魔法 Lv10 MAX】

    ├─【風魔法 LV10 MAX】

    ├─【土魔法 LV10 MAX】

    ├─【雷魔法 LV10 MAX】

    ├─【光魔法 LV10 MAX】

    ├─【闇魔法 Lv10 MAX】

    ├─【スキル付与 Lv1】(New!)

    ├─【魔力感知 Lv1】(New!)   

    └─【双子の絆 Lv-】


 信じられないものを見たかのように、王子の目が見開かれる。

 ──何だこれは。全員に同じスキルが発現している。


 新しいスキルがメリルだけに二つ……【スキル付与 Lv1】この効果で【魔力感知 Lv1】みんなに同じスキルが付与された!? いや。考察は後回しだ。


「みんなに【魔力感知】ってスキルが発現してる」


「「「えっ」」」


「いきなりこんなところで?」


 ソルが立ち止まり、灯りを掲げる。

「メリルお嬢様……この独特な気配に覚えが……子供の頃に──」


「えっ?それって……」


"ここ、ここ~"


"ここに変な痕跡があるな"


 精霊の声が聞こえるメリルとウィルフレッドが、辺りを見渡す…までもなく、全員の目が同じ場所に釘付けになった。


 カーブしている廊下の外側はてっきり外だとばかり思っていて、気にも留めていなかったのだが──


 壁と全く同色で意図的に隠されているのが分かる、ぼんやりと光る重厚な扉が、そこにはあった。 


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ