4-9:安堵と不安
「落ち着きましたか?」
「はい…」
私とあやか、ピーちゃんとタマモは寝室に移動していた。パーラは夕食の準備、ケリュスとリオンは寝室の外で待機。私とあやかはソファに並んで座り、ピーちゃんとタマモはベッドの上。
「これ、手紙とペンダントです」
「はい…、ありがとうございます…」
「たいちさんからの手紙なんですけど、あやかさんに渡すように言われたわけじゃなくて、鬼福の里のギルドマスターに渡すように言われたんです。それをペンダントと一緒にふうかさんに見せたら、あやかさん宛だって言われました。それと、こっちの手紙がふうかさんからの手紙です」
「ありがとうございます…」
「じゃあ、あの、私たちは部屋の外に戻ります。手紙を読んで落ち着いたら出てきてください」
私がそう言って立ち上がった時、あやかも立ち上がり、そのまま抱きしめられる。
「レイアさん…、ありがとう…」
あやかを寝室に残し、私たちは退室。閉まっていく扉の隙間から見えたのは、あやかが角の付いたペンダントをまじまじと見つめている姿だった。そして私はゆっくりと扉を閉め、みんなと話す。
「レイアよ、さっきはすまん」
「ママ、ごめんなさい」
「あやかさんのこと知らないんだからしょうがないよ。私を守ろうとしてくれたんでしょ?ありがとう」
私はケリュスとリオンの頭を撫でた。
「パーラ、手伝うことある?」
「あとは運ぶだけよ」
「早いね」
タマモが寝室の扉の前で、あやかを心配するかのような顔をして座っていたので話しかける。
「タマモ、どうしたの?」
「一人にして大丈夫でしょうか?」
「一人で読みたいって言われちゃったからね」
「レイアさんが古城跡から戻った時以上に感情が不安定になってるようでした」
「魔力が溢れてたね。でも、あやかさんなら大丈夫だと思う」
「レイア、お腹空いた」
「あやかさんが出てきたらにしたいけど、先に食べちゃおっか」
私たちが夕食を食べ終わった頃、あやかが寝室から出てきた。手紙を読んでまた泣いたのか、完全には涙が収まっていない。
「あ、あやかさん、大丈夫ですか?」
「はい…、ご心配をおかけいたしました…」
「あの、大丈夫ですか?」
「はい…」
「ご飯食べますよね?」
「はい…」
私とパーラは片付けをして、あやかの夕食を用意する。
「おいしい…。これはレイアさんが…?」
「パーラが作ってます」
「ミミックが料理を…」
あやかはパーラを見て驚き、泣いていた顔が少しだけ笑顔になったように見えた。夕食で少し落ち着いたあやかに、私は再び紅茶を出す。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
紅茶を飲み、さらに落ち着いたところであやかが口を開く。
「たいちは、元気、ですか?」
「元気です。ただ…」
「ただ?」
「あやかさんが知らないことかもしれないんですけど…」
「構いません、教えてください。生きている以上に嬉しいことはありませんので」
私はたいちの左腕が無いことについて話す。本人が無茶をして失くしたということ。無茶の理由までは知らないということも話す。
「そうですか…」
「はい…」
「このペンダントは首から下げていましたか?」
「はい。預かる時も大切なものだからって。あやかさんの角だということはふうかさんの前に出した時に教えてもらいました」
「そうでしたか」
「あの、鬼人族って角が二本じゃないんですか?」
「一本と二本の鬼人族がいます。血筋で本数が決まりますが、角の本数で優劣はありません」
「たいちさんは角が一本だったんですけど、元々二本あったんですか?」
「はい」
あやかはそう言うと、大きな鞄からペンダントを取り出す。そのペンダントは、たいちから預かったものとよく似ていた。
「これがたいちの角で、私の大切なものです」
──同じに見えるけど少し形が違うかなぁ。
あやかがペンダントをしまうと、お風呂が沸いたとピーちゃんが報告に来る。
「ピー!」
「ピーちゃん、ありがとう。あやかさん、お風呂が沸いたみたいなので先に入ってください」
「よろしいのですか?」
「はい」
あやかは大きな鞄を持って、お風呂場に向かう。その間、私たちは話をしながら待った。お風呂に入り、私がホムラにもらった寝巻きに着替えて寝室に戻ると、ピーちゃんを撫でていたあやかの手が止まる。
「レ、レイアさん、そちらの服はどうされたのですか?」
「これですか?もらったんです。最初は慣れなかったんですけど、最近は着慣れてきました」
私は腕を広げてあやかに見せながらそう言うと、あやかは続ける。
「ど、どなたからいただいたのですか?」
「お店の人に」
「…」
あやかは言葉を発しないまま、固まってしまった。
「あやかさん?」
「その服は福々堂のもので間違いありませんか?」
「はい」
「福々堂の方から直接いただいたのですか?」
「はい」
「レイアさん、福々堂で作られる服の値段はご存じですか?」
──そういえばお店に値札はなかった気がするなぁ。
あやかは福々堂について知っていることを教えてくれた。福々堂は服を仕立ててくれるお店だが、誰にでも服を仕立てるわけではなく、お店の人が判断するらしい。それでも、特定の人物の紹介があれば、服を仕立ててくれる確率が高いという。
「王族でも紹介なしには服を仕立ててもらうことはできない、と聞いています」
「そ、そうなんですね」
「それから、福々堂の服は非常に高価です」
「え!?」
「レイアさんが着ているものでも安くはないと思います」
「タマモ、知ってた?」
「コ、コン…」
「止められてたんだ…、そうだよね…、ごめん」
私はタマモを抱き上げ、腕に抱いた。そして私たちは床に就く。私が寝るベッドにはピーちゃん、タマモ、リオン。あやかには空いたベッドを使ってもらう。
翌朝、私が眠そうに起きるとあやかはまだ眠っていた。私たちはあやかを起こさないように寝室を後にする。寝室の外で着替えてからハドックに起きたことを伝えに行くと、そこにはリータがいた。
「リータさん!?ど、どうしたんですか?」
「ギルドであやかさんが来ないって少し騒ぎになってる。私が門を回ってたら、西門からレイアと二人で昨日出ていったって門番が言ってたから探しに来た」
──まずい…。
「と、とりあえず中に…」
中に入ると、あやかが寝室から出てきた。
「レイアさん、おは…。リータさんがどうしてここに?」
「あやかさんを探しに来た」
「私を探しに?」
「あやかさんが来ないってギルドが心配してる」
「そうですか…、そうですね。いつもならもうギルドで働いていますね」
「リータさん、ご飯もまだなので、食べ終わったらギルドまであやかさんと一緒に行くので、その…」
「わかった。先に行って伝える」
「お願いします」
「レイア」
「はい」
「模擬戦したい」
「はい…」
リータを見送り、私たちは朝食を取る。朝食はパン、スープ、サラダ、リンゴ。シンプルな内容だが、味のレベルはかなり高い。
「夕食もそうでしたが、朝食もおいしいですね」
朝食後、お互いに身支度を整えてメイカルトに向かう。その道中、私はあやかと話をする。
「レイアさん、たいちはレイアさんの村、ハーベ村にいるのですね?」
「はい。あやかさんとたいちさんを会わせるのもふうかさんからの依頼なので」
「報酬は受け取りましたか?」
「まだです。でも私たちはもう一度鬼人国まで行くので、その時にもらいます」
「鬼人国…」
小さく何かを呟いたあやかは、何かを決意したような顔をしていた。
ギルドに到着すると、あやかに気づいたギルド職員は安堵の表情を浮かべる。そしてあやかと一緒にギルドマスターの部屋まで行く。部屋に入るとボガートとリータが待っていた。
「ギルドマスター、遅くなり申し訳ございません」
「無事でよかったです」
「ギルドマスター、いえ、ボガートさん」
「は、はい!」
「明日から少しお休みをいただいてもよろしいでしょうか?」
「ど、どれくらいでしょうか?」
「三か月ほどお願いします」
あやかはボガートに頭を下げて頼み込むと、あっさりと長期休暇の許可が出た。あやかは仕事に戻り、部屋には私たちとリータとボガートが残る。
「はぁ…」
「どうしたの?」
「いや、あのあやかさんが遅刻の上に頭を下げて三か月も休ませてくれって…。なにかあったに決まってるだろ」
「レイアなら知ってる」
「えっと…」
「話せる内容か?」
「話せません…」
「だろうな。まあいい、機嫌はよくなったみたいだからな」
私たちとリータは部屋を後にした。受付に戻ると、いつもより笑顔に見えるあやかがせっせと働いている。あやかが私たちに気づくと受付から出てきた。
「これから依頼を?」
「模擬戦」
「だそうです…」
「ケガをしないようにしてください。それからレイアさん、明日出発でもよろしいですか?」
「わかりました」
「では明日、東門でお待ちしております」
足取りの軽いリータを先頭に、ギルドを後にしてそのまま西門から外に出る。メイカルトから十分に離れたところでハドックとリータの模擬戦が始まり、昼食前には終わった。模擬戦が終わり、みんなで昼食を取る。昼食後、リータの質問が始まる。
「レイア、あやかさんとなにしてたの?」
「それは…、秘密です」
「私にも言えない?」
「はい…、ごめんなさい…」
「謝らなくていい。仲間増えたね」
「はい!ジュエルレーンディアのケリュスに、グリフォンのリオンです!」
「ジュエルレーンディアの角は武器を作る時に使うといい武器になる」
「知ってます。フェクトールで包丁を作ってもらって、もう完成してるので取りに行かないといけないんです」
「…包丁?」
リータは無表情だったが「あり得ない」と顔に書いてあった。
「やっぱり包丁を作るのはダメですか?」
「ダメじゃない。レイアの仲間の素材はレイアの好きにすればいい」
その後はメイカルトに戻り、リータとはギルド前で別れ、私はいつもの宿屋に向かう。しかし、残念な出来事が起こった。
「レイアちゃん、さすがにうちでもそのモンスターの大きさはダメだね」
「そうですよね…」
「泊めてあげたいんだけどね」
私たちは宿屋に泊まることができず、今日も野宿。翌朝、私はピーちゃんを抱きながら外にいるハドックのところに行く。
「ハドック、おは…。え?」
「レイアさん、おはようございます」
「あ、あ、あやかさん!?」
そこにはギルドの制服ではなく、魔法使いのような装いのあやかの姿があった。ゆったりとしたスカートのように見える灰色のパンツに、上半身は白いシャツの上から紺色の短いローブ。背中には大きな鞄を背負っていた。
「東門で待ち合わせだったと思うんですけど…」
「門番の方が、野宿のために外に出たとおっしゃっていましたので探しました」
「な、なるほど…」
「起きたばかりですか?」
「は、はい。ご飯もまだで…。中で待っ…。ちょっとここで待っててください!」
私は急いで中に戻る。
「タマモ!ごめん!小さくなって!」
「どうしたのですか?」
「外にあやかさんがいて…」
「は、早いですね。わかりました」
タマモが小さくなったのを確認し、私はあやかを中に入れる。
「イスに座って待っててください」
私は寝室に戻り、急いで準備を整える。
「レイア、髪はどうするの?」
「えっと、あとで!」
髪を整えずにあやかのところに戻ると、私の姿を見たあやかはリオンを撫でるのをやめ、私のところにやってくる。
「レイアさん、髪が整っていませんよ?」
「あやかさんを待たせるのはダメだと思って…」
「前にも言いましたが、レイアさんは女性なのですから身だしなみには気をつけてください」
「はい…」
そう言ってあやかは私の髪を整え始め、その間にパーラは朝食の準備を始めた。
「あやかさんはご飯食べたんですか?」
「…食べていません」
「食べないで行くつもりだったんですか?」
「レイアさんを東門で待たせてはいけないと思いまして…」
「一緒に食べませんか?」
「ではお言葉に甘えて」
朝食後、私たちはハーベ村に向けて出発。道中、あやかに今までの冒険を語る。話せないところもあったが、それでもあやかは楽しそうに聞いていた。しかし、獣人国でワイバーンの話とダンジョンの話をしている時は、怒りのオーラが見え隠れしていた。
メイカルトを出発してから二日。ハーベ村の畑が見えるところまで私たちは来ていた。
「もうちょっとですね」
「あの、レイアさん…」
「なんですか?」
「その、たいちは本当にここに?」
「いると思いますよ。あ、今は畑かもしれません」
「正直なところ、たいちに会いたい気持ちと、会いたくないと言いますか…。少し怖い気持ちが…」
──うーん、よくわからないけど、私だったら家族には会いたいなぁ。
私たちは歩みを止める。
「ここまで来てやめちゃうんですか?」
「それは…」
「私はあやかさんにたくさんお世話になりました。心配もかけました。ここまでたくさん話せて楽しかったです。あやかさんとたいちさんを会わせることが、少しでもあやかさんへの…、恩返しじゃないですけど。でもそうなればいいなって思ってます」
私の言葉にあやかは顔を上げ、再び歩み始める。
「レイアさん、行きましょう」
「はい!」
村の入り口まで行くと子どもたちが迎えてくれた。
「あ!おねーちゃん!おかえり!」
「なんか大きいの増えてる!」
「知らない人が一緒だ!」
──まずい…。もみくちゃにされること言ってなかった…。
「タマモ、ハドック、子どもたちになにされるかをケリュスとリオンに話しておいて」
「コン…」
「……」
「ごめん…」
あやかは私たちの会話よりも村の中をキョロキョロと見回している。
「みんな、たいちさんは?」
「畑にいたよー」
「あやかさん、どうしますか?畑まで行きますか?」
「それは…」
「あら、レイア」
そこにはお腹が大きくなったハンナがいた。
「母さん!」
「おかえり、大きな仲間が増えたのね。それにきれいな人ね」
「あやかと申します」
「レイアの母のハンナです」
私とあやかはハンナと一緒に家に帰る。ハンナは少し動いた方がいいということで、軽い散歩から帰る途中だった。実家に戻ると、私が以前立ち寄った後に増築したようで、大きな倉庫のような部屋が増えていた。
一切の家具が無く、見た目通り倉庫のような空間だがしっかりとした作りになっており、外より落ち着くことができる。増築された部屋への扉は、外から直接入れる扉と、家の中から入ることのできる扉の二つが備わっており、外から直接入れる扉はハドックがそのまま通れるほどに大きい。
「今はここまでしか準備できなくてごめんなさい」
「ううん、赤ちゃんで大変なのにこれだけあればみんな入れるよ!ありがとう!」
私は母さんとあやかをキッチンに残し、みんなを増築された部屋に入れる。
「どう?」
「うーん」
「なにもないですね」
「外から見えないだけで十分かと」
「ここでマジッククロスを出せば十分じゃない?」
「外よりはよいな」
「ママ、お腹空いた」
私はピーちゃん、タマモ、パーラを連れてハンナとあやかの待つ部屋に戻る。部屋に戻ると、パーラがお茶の準備を始めた。
「どうかしら?」
「外よりはいいって言ってる」
「それはよかったわ。それでこちらのあやかさんは?」
「あやかさんはギルドの職員で、たくさんお世話になってる人」
「それはそれは。うちのレイアがご迷惑をおかけして…」
「迷惑だなんて。私もレイアさんには大変お世話に…」
そんな話をしているとミゼルが戻ってきた。
「ただいまー。ってレイア!あ、あやかさん!?」
「レイアさんはミゼルさんのお子さんだったのですね」
「父さんを知ってるんですか?」
「無茶ばかりする冒険者だったと記憶しています」
「あ、あやかさん!昔話はその辺で!それよりレイア!レイア用に増築した部屋は…」
ミゼルが扉を開けると、ハドック、ケリュス、リオンが一斉にミゼルの方を向く。
「え?レ、レイア…、これってレイアの仲間か?」
「そうだけど?」
「ジュ、ジュエルレーンディアに、グリフォンエンペラーか?」
「うん」
「なんてやつらをなかまに…」
ミゼルはそのまま気を失って倒れた。
「あら、そんなにすごいモンスターなんですか?」
「冒険者であればその脅威は十二分にわかっていると思います」
「レイアはすごいのね」
「すごいわけじゃ…、あ!父さんが帰ってきたなら、たいちさんも帰ってきてるかな?」
「帰ってきてると思うわよ」
「母さん、たいちさんってどこに住んでるか知ってる?」
「畑に一番近いところだったと思うわ」
「じゃあちょっと…」
「レイアさん、お願いがあります」
ハンナの元にピーちゃんとタマモを残して、私はハドックたちのいる部屋に戻る。あやかの願いとはマジッククロスを貸してほしいというもの。マジッククロスには、中の音が外に漏れず、外の音を遮断する機能がある。
「おそらくレイアさんにとって大切なものだと思います。傷つけるようなことはいたしません。貸していただけませんか?」
「わかりました」
ハドックに頼み、壁の高い位置にフックを打ち込んでもらい、そこにマジッククロスをかける。そしてファスナーを開き、私とあやかが中に入る。
「レイアさん、お願いばかりで申し訳ありませんが…」
「なんですか?」
「ティーセットを貸してほしいのです」
「ちょっと待っててください」
私がマジッククロスから出てパーラと一緒に戻ると、あやかは鞄から二つのペンダントと何かの茶葉とお菓子を取り出していた。私はパーラに頼み、ティーセットを取り出してもらう。
「ありがとうございます」
「呼んできていいですか?」
「…お願いします」
私とパーラはマジッククロスから出る。
「パーラは母さんの近くにいてあげて」
「夕食の準備をするわ」
「ケリュスとリオンは一緒に外に行く?」
「われはここで待つ」
「リオンは行く!」
「うん。ハドックも来てくれる?」
「かしこまりました」
私はハンナのところに戻る。
「たいちさんを呼びにいってくるけど、ピーちゃんとタマモはここで母さんをお願い。あ、あと父さんも」
「ピー!」
「コン!」
「レイア、あやかさんはどうしたの?」
「それはあとで全部話すね。あと、今はこの部屋に入らないでほしいんだけど、いい?」
「わかったわ。ミゼルも入れないようにするわね」
「じゃあ行ってきます!」
私はハドックとリオンを連れて畑に向かう。私が帰ってきたことと同時に、村のみんなはリオンに驚いている。
「レイアちゃん、またすごいのを連れてきたね」
「あはは…。あの、たいちさんの家ってどこですか?」
「あそこだよ」
「ありがとう!」
私は教えてもらった小さな家の扉をノックした。
「レイアちゃんか、戻って…」
「お久しぶりです」
「グリフォン…、いや、グリフォンエンペラーか?」
「はい」
「すごいのを仲間にしたな」
「たいちさん」
「なんだ?」
「たいちさんからの依頼なんですけど」
「ああ…。なにか言ってたか?」
「その話をしたいので、今からうちまで来てくれませんか?」
「わかった」
私たちはたいちと共に、あやかの待つ場所へと歩みを進めるのであった。




