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 注文した商品が届くと、アランは機嫌を直してパンケーキにフォークを入れました。


 どうやらお腹が空いていたようです。


 ロージーは、半分だけのチーズケーキを食べます。


「おいひい」


 人間はどうして美味しいものを食べるとおいひいと言ってしまうのでしょう。


 ロージーは少しはずかしくなりました。


「なぁ、ロージー。これってデートって言うんだよ? 知ってた?」

「デート? なにそれ」


 ロージーの答えに、アランはがくりと肩を落としました。


「つまり、恋人同士ってことさ」

「そうなの? わたし、いつからアランの恋人になったの?」

「いつだっていいだろう? 僕はロージーのことが好きなんだから」

「わたしはアランが嫌いじゃないわ。でも、恋人同士ってのはちがうと思うの」


 ロージーの答えは、アランをいらだたせました。


 ですが、アランは怒りもせず、美味しい美味しいと言ってパンケーキを頬張ります。

 

 ロージーは考えました。


 アランってば、どうして自分のことを好きだなんて言うのだろう?


 まだ小さいロージーには、そんなことはわかりません。


     つづく

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