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水魔法の応用編は、氷魔法でした。
が、まだ見習いの二人には、すぐ魔法を使わせるような師匠ではありません。
安全がたしかめられてから、魔法をかけることを教えてくれるのです。
「いい? 人前で魔法を使うことはなるべくしないでね。わたしたち魔法使いは、一般人からとてもおそれられているのよ」
師匠に言われなくてもわかっていますが、晴れ続きで田んぼの水が足りないと聞いてしまうと、なんとかしてあげたくなります。
ですがまだ、ロージーやアランが水を出してあげることはできません。
水魔法は、水のコントロールがうまくできないと、大変なことになってしまうからです。
「それじゃ、今日はここまで。また明日勉強しましょう」
師匠はあいさつをしてから背伸びをして、仕事部屋に戻って行きました。
これから二時間ほどはロージーの自由時間です。
趣味の読書をしてもいいし、アランとお話してもかまいません。
「なぁ、ロージー。ちょっと街まで行ってみないか?」
「街へ? どうして?」
「あたらしく喫茶店ができたらしいんだ。ケーキやクリームソーダとやらが美味しいんだって」
ロージーは目を丸くしました。
今月はおこずかいをもらってから一度も使っていません。
喫茶店なる未知の飲食に俄然興味がわいてきます。
「いいわ。行きましょう」
こうしてロージーは、アランと一緒に喫茶店に行くことになりました。
つづく




