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洗濯物を干し終えてから、師匠の魔獣にご飯を作ってあげます。
オウムの魔獣は時々意地悪く、ロージーの指をつっつきます。
それが魔獣の愛情表現だなんて知らないロージーは、今日も嫌われてしまったな、とがっかりしてしまうのです。
「今日はつっつかないでね?」
ロージーはやさしくオウムの魔獣にご飯の入ったお皿を差し出します。
「痛いっ!」
けれどやっぱり指をつつかれてしまいました。
ロージーはまた、がっかりとうなだれます。
昼食を終えた頃、アランが訪ねてきました。
魔法の勉強の時間です。
「アラン、宿題やってきた?」
「ああ。ロージーこそ、僕の宿題に答えてくれよ?」
アランが言うところの宿題とは、告白の返事のことです。
ロージーははずかしくなって、泣きそうになりました。
「泣くなよ。いいよ、答えなんて聞かなくても」
アランは強がりましたが、それでもロージーはアランへの答えを丁寧に考えます。
こんなこと、師匠には相談できませんから、ロージーの頭はパンクしそうになりました。
「さて、アランも来たことだし、勉強をしましょうか」
奥の仕事部屋から出てきた師匠は、やわらかく笑って言いました。
両親のいないロージーにとって、師匠はたいせつな家族です。
師匠がおだやかだと、ロージーもうれしくなります。
「さて。昨日は水魔法を教えたね? 今日はその応用編をやってみようね」
師匠は魔法を教えるのがとても上手です。
それなのに、街の人たちは師匠をはじめとした魔女を毛嫌いします。
目があっただけで呪われるとでも思っているのでしょうか?
つづく




