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二話

振り返るな。

過去の過ちを。

狂うように愛おしかった

あの街を。

また見れるように。


「前回の街よりとてつもなく悲惨だね…。焦げ臭い、焼き焦げた跡がまだ残っているよ。ここらへん、雨とか降っている確率のほうが高い街なのにまだ残っているとは思わなかった。匂いが混ざっていて気持ち悪い。この街も感染していそうだね。」

この街もどう崩壊したのか記録として残ってすらいないね。また情報集めからかぁ。でもこの街なんか変だよね。またあの街のように残骸が残っている。どうやらこの街も感染しているみたい。あの情報によれば。この街は復旧できなさそうだ。

「どうして?もしかしてだけど感染源が無いってこと?そうなるとタスクが進まないよぉ。上からの指示が全く通らないってなるのが一番ダメだし。どうすればいいのかわからない。とりあえず情報探しに出る?」

そうしようか。今のところ一番気になっているのがあそこだよね。上から見ていたときからずっと気になっていた。なんかの建物の跡があるよね。後一番焦げていて、情報が多そう。

「ここ、かつて警察署だったて。昔のマップがそう語っている。なら情報が転がり落ちていそうだけど、あの状況じゃあ記録が残ってそうにないよ。地下にあったらまだ残っているはずだと思う。とりあえず行ってみよ。」


「やっぱり地下があった。なんなら情報がコロコロ転がっている。これを収めればまた直せれそうだよね。でもなんで地下に情報を隠すんだろうね。」

奪われたくないからでしょ。しかもほら、少し漁られた跡もあるし。…これとか情報残っているんじゃない?タイトルがさ、「元警官。日記」だって。これ読もうよ。


□月◇日 天気 曇りのち雨 突風が吹いている

今日俺は捕まった。前の街の情報を吐けという言葉を聞いて「知らない」と答えた。でも俺は知っている。本当の情報はここに書き占めとくということを決めていたから。ここに大量の情報を残してこの世から去ろうと思っている。

一つ。ここの世界に媒体というのを隠した。今は厳重に管理されているらしいけどあれは爆発する。いつ爆発するのかは俺にもわからない。とりあえずこの媒体は多分だが手元に残っていった人の記録が一つ一つ残っている。それが消え去れば爆発するだろう。

一つ。俺は元々この街の出身であったことだ。俺は一度殺人容疑で逮捕されている。誤解を解くように話したが結局あの囚人が集まる街に住むことになってしまった。しかもこの街が無くなったら囚人を入れるスペースがなく管理できなくなる。だから街を崩壊させた。

一つ。実行者は三名であること。俺の同僚である警官と一人の少年。少年は異常だった。オッドアイだった。しかも完全なオッドアイでは無い。この子は希少な子だった。その子と協力できて俺は嬉しいと思っている。あの子は能力持ちだから。あの子は何でも実行してくれる。多分だけどこの街にすでにいるはず。どうせあの媒体のこともすでに知っていると思うんだ。

振り返ると俺の人生は終わっていると思っている。誰も褒めてくれない。ただ罵倒が繰り返させられる。イジメに合う。体中は傷まみれ。こんな人生に祝福がほしかった。


△月◯□日 天気 霙 暗くて何も見えない。

ダチが捕まってしまった。自首したのか何かの罪に問われたのかは知らない。でもこの街は防犯カメラが多く設置されている。もしかしたら会話内容を聞かれていたかも知れない。この街を崩壊させる方法が二通りしか無くなってしまった。

一つ。俺等が死ぬ。少年を取り残して。少年は生き残れるはず。しかしこの方法は爆破がいつ来るのかわからない。少年が捕まって死ぬ可能性もある。爆破威力はとても強く、範囲が広いからだ。感染力も強い。だから早めに逃げてほしいところだ。

一つここから逃げ出して、媒体に触れる。これは不可能になってしまった。だって誰が触るのかわからないからだ。あの媒体は触るだけで感染する。ゴム手袋しても、保護服着ていても。あの媒体は危険度が高い。正直俺等も触れたくないものだ。

そういえばこの日記はバレたのかどうか教えてやろうか?これがバレていないんだ。これが祝福ってやつか?勝利の笑みというやつか?最高の最後を向かえれるはずだ。


□月◇◯日。  二名死刑実行。


「こんなことが前にあったのか〜。ってじゃないよ。こんな情報残してあるとは思わないじゃん。この世界の崩壊理由がそれだとは思わなかった。でもこの街は崩壊したままで終わりだろうね。だって核が無いもん。」

核?あぁ。そういうことね。確かに核がないとこの世界は成り立たないね。全て停止しているから。電力も、空気も、心臓も。何もかも停止していて終わってるわね。

「そっちの核もあるけれど、本当の問題はここを壊した核がないってこと。このままだと何も機能しない、人が住めない、避難所になれないと言うところになるんだよね。ほら前の街はさ、神社さえ破壊すればなんとかなる場所じゃん。ここは核が爆破しちゃったからもう感染源がない。解決できない。」

そうなるとここは危険区域として報告しないとまずいわね。じゃあ


次の街へ。

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