一話
消えゆく過去。
超えられない壁。
記録として残らない。
「この街ってなんですかね。」
なんか古びけたような建物が多いね。
「記録としてはこれしか残ってないって」
この街は一本の木で成り立っていた。
この木にはいくつかの守護神、邪神が混ざり込んでできている。
しかし邪神の強さが増しておりこの世界は崩壊した。
なんでこれしか残っていないんだろう。どうにかしてこの街を復旧したいね。消えた過去にはどう書かれているの?
「消えた過去かぁ、でもここには無さそうだよ。だってここまで来て住民というのにあっていないじゃん。でもさ、多分だけどここには残ってそうだよね。この役所。ここの役所になにかあるんじゃない?」
役所かぁ。でも漁られている様子があるんだよね。ん?この紙ってなんだ?
ここに来る人達へ。
ここに来た者たちへ。
この街はもう復旧できない。
何故かと思うのだが、私はこの街を熟知している。
この街は感染している。
何が飛んでいるかわからない。でもこの街に滞在してはならない。菌がはびこっている。防護服があればなんとか大丈夫だと思うがその防護服は捨てたほうがいい。触らないほうがいい。物が物だったら大丈夫だと思うけど。
原因はあの木だ。
あの木が感染源だと考えている。邪神が原因だと思っている。
邪神の怒りが残っているのか。いまだあそこの神社から突風が吹いている。あそこにあるのを壊せばこの街は復旧できると思うけど、あそこはもう近づけない。雷も鳴る、雹が降る、風が吹く。
もうあそこには行けやしない。
ごめん
俺が丈夫だったら。
これを書いているときはもう限界を迎えている。
多分だけど邪神に嫌われてしまったようだ。
ここに来るものよ。
逃げてくれ。
邪神に嫌われる前に
「これが最後の置き手紙…?。って邪神がこの街を壊した原因なのね。私達だとどうにもできないって。なんとかあの神社に行けばこの街を復旧できるらしいけど、本当に復旧できるのかな。」
あなた、忘れているじゃない?私達、神よ。崩壊した街を復旧するためには私達しかいないって偉い人から言われたんだ。
「そういえばそうだったね。じゃあ神社に行けばいいのね。でも行く前にもうちょっと情報収集しない?ありそうな雰囲気あるけど。」
たしかにありそうだよね。この紙は持っておきましょう。残っているのは複雑な情報しか残っていないんじゃない?
「言われてみれば確かに。ねぇ気になっているのはこのファイルだよね。」
確かにこのファイルだけ机上に残っているよね。
◯月△日
今日は祝福だ。
絶望ような、いや地獄のような毎日が今日で解放される。しかしながらなんかここ最近寒い。冬が訪れたのだろうか。いや秋なのか。日付感覚が狂ってしまいそうだ。でも◯月はたしか秋と冬の狭間だと思う。4℃は狭間であっているのか?まぁいいや。この世界はもう崩壊し始めているから。邪神を進行してよかったと思っている。いやぁ地獄の毎日だった。こんな生活に飽き飽きしていたというか、周りが地獄だった。世の中理不尽だった。記憶の奥底に楽しさがあった。でもそれを引き出せなかった。喜怒哀楽の楽を抜いたような日々。いやぁ満足した生活になりたかった。本当に満足したかった。醜い人に見えているはずだと思うよな。これでも警官やっていたんだぜ。すごいだろ。この街で警官になれるのはごく僅かなんだぜ。それを突破した身だから。本当だからな。まぁこれを見ている人たちはどう思うのかわからないけれど。記録媒体としては機能しないな。でもこんなものが晒されたら犯人がわかってしまうじゃない。警官が実行者ということに。こんな計画していた我々もびっくりしたよ。どうしてなの?って聞いてしまったよ。聞いたらこれだぜ?「いいから黙ってやってくれ」って。なにが黙ってやれだよw。もうしょうがないから付き合ってやったよ。あいつのほうがよっぽど悲惨な状態だったからな。あんなかに邪神が入っているのではないかと思ったよ。乗っ取られている気がしたんだ。あの表情が語っている。
これ書いているとき、もう実行されてから数分後の時に書いているんだ。隠せれる準備はできているし、情報も全てデータとして残している。紙もだけど。もう正直この街限界が来ているはずなんだ。だってこの街、犯罪者がはびこる街だから。
こんな記録誰も見てくれないと思うけど。次の街も崩壊させるから。
覚悟しとけよ。
「なんだ。これポッチの文章を見つけれなかったんだ。前の住民は。」
こらこら。そんな事言わない。でもこの街の復旧方法を早急にやらないといけないね。
「そうだね。」
「ここが噂の神社か。では崩壊させていただきます。」
さようなら。
「これで大丈夫なのかな。」
大丈夫だと思うよ。ここから生態系が新しく生まれ変わるから。
「なら大丈夫か。じゃあ次の街に行きますか。」
そうですね。後この情報は持って帰りましょう。
「そうですね。復旧するときに必要な情報がありますからね。」




