第一三話 遠雷と共に
今晩は。
投稿です。
少し遅れました。
アンキロザウルスは俺の手を離れると、夜の大空に向って雄叫びをあげた!
「アンキロ!アンキロオオオオオオッ!」
その小さな身体からとは思えないくらい大きな声!
大気が震え、遠雷が響いてきた。
「凄い声だな、アンキロちゃん!周りが振るえたぜ!」
俺が誉めると、嬉しかったのか重りの付いた尻尾でビシビシを大地を叩き、再び叫んだ!
「アンキロ!アンキロオオオオオオッ!」
「!?」
すると、分厚い雲が広がり始め、星々が見えなくなった。
そしてその雲の中に……なんだ?何かいるぞ!?
雲の中で渦のように動いている何か。
生き物?時々ギラリ、と光る。
デカいぞ!
タコのラスボスクラス以上のデカい何かがいる!
……なんだあれは……
……おい、龍ではないか?……
……銀色の龍だ!……
……え?何を言っている?雲が動いているだけではないか!……
……いや、白い龍だぞ!ほらまた鱗が光った!……
「オトネ、見えるか?」
「うん、おっには金色の龍に見える、雲の中で動いとる、でかかぁ」
「私にも見えるけど、銀色よ、トリくんは?」
「俺には虹が龍の形をとって、動いているように見える」
「……え?不思議ね、見る人によって違うだなんて……」
その不思議な龍は、俺達の頭上で優雅に飛び回り、いつしか雲と一緒に消えていった。
「何だったんだ?今の龍は?」
「祝福じゃなかとね?」
「祝福?」
「おっ達の旅立ちだけん、アンキロが呼んだんじゃなかとね?」
「そうなの?アンキロちゃん?」
「アンキロ、アンキロ!」
ビシビシと大地を叩き、アンキロザウルスは歩き出す。
「え?おい、どこに行くんだ!?」
次回サブタイトルは未定、投稿も未定です。
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