第六話 光の遺書
今晩は。
投稿です。
俺はその遺書に目を通す。
トリ、おきた?光だよ、私は老衰で死ぬ。
あと二日くらいかな?なぜか死期がわかるんだ。
私、ミドリと結婚した。
エッチいっぱいした。
子どもも沢山産んだ、8人。
男の子6人、女の子二人。
皆可愛い。
孫もいる、3人。
皆に囲まれて最後を迎えるなんて、なんか私だけ贅沢。
球磨本を目指すのでしょう?
旅の無事を祈ります、それじゃ。
あ、出来ればもう一度会いたかったかな。
瑞紀を粗末にするなよ?いいな、約束だぞ!
俺の子孫達、トリがいなくても自分達の国を守れるように強くなること。
トリやオトネ達の種を全力で守り抜くこと。
トリが旅立つとき、全力で応援すること。
「……最後はミドリか」
ああ、俺が球磨本を目指すって読まれているんだな。
て言うか、自分達も帰りたかっただろうに。
もう、お前達には会えないのか?
「……このノートを守ってくれて、伝えてくれて……ありがとうございます……」
……!……
……我らの努力……
……報われたぞ……
目の前の鬼女が膝を着き、頭を垂れた。
「いえ、子孫として当然の行為です……鳥庭様……」
「?」
「他にも残っていたのですが、戦禍で……」
「このノート一冊でも、充分の重さだよ」
ザワつきだす周囲。
「?」
……い、今、神獣様が動かなかったか!?……
……まさか……
……いや、動いたぞ……
「え?」
神獣ってアンキロザウルス!?
ごめん陽野、ちょっと怖いかも!
次回サブタイトルは 第七話 口伝 です。
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