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破滅世界の俺、エルフ。(2025.12)  作者: MAYAKO
第二章 西への旅

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第三話 別世界     

今晩は。

投稿です。


 歩いて思ったのだが、ここはもう別世界ということだ。

 花の都の名残はあるが、巨大な植物に覆われ高層ビルやら道路、建築物は残骸のようになっている。

 いや、残骸なのだろうけど。


 陽は暮れてしまい、もう真っ暗である。


 勿論電気はない。

 真の闇である。

 夜目は利くが、どうしたものか?


 夜に墓参り?


 選択間違ったかな?でも皆に会いたいのだ。


「あの灯りがお墓のある場所」


 そう言って視線を向ける白鳥さん。

 ああ、ちょっと遠くに灯りが見える。


「ん?」


「どげんしたと?トリ?」


「後から気配が?」


「ああ、お前が墓参りに行く言ういうたけん、みんな付いてきよるとばい」


 到着した墓所は、やや大きめの石が置いてあるだけだった。

 石は全部で4つあった。

 灯りは呪符で灯してあるそうだ。

 夜になると周囲の魔力で燃えだし、陽が昇ると自然と消えるそうだ。


「誰がどこに眠っているの?」


 俺はオトネに聞いて見た。


「一番奥の二つの石が須藤光、その横が川崎緑たい」


 涙が……こぼれ始めた。


「あん二人は眠ることなく、あのまま戦い続けたとよ。皆ばまとめて門王と姫さんば奉り、この街の元ば作った。日記が残っとる、子孫が大事に持っとるけん、読ませてもらうとよか」


「あれはなんだ!?」


 三つ目の石の横に、恐竜みたいな……化石か?


「ああ、あれはアンキロたい、そう伝わっとる」


「アンキロ?アンキロザウルス?」


 なんで恐竜の化石が?


「三つ目の石は陽野、その横は本多さんたい」


「陽野と本多さん」


 俺は言葉を繰り返した。


「陽野と本多さんは3年くらい眠っとったらしい、同時に目覚めたらしか」


「陽野くん、心臓が悪かったらしいの」


「え!?」


「覚醒しても心臓は悪いままで……それでも戦ったそうよ」


「何でか知らんが、そこのアンキロは陽野の懐いていて、一緒に戦ったそうだ」


次回サブタイトルは 第四話 伝説 です。

毎回ご愛読ありがとうございます。

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